一九九八年には、念願かなって湖南出身の金大中氏が大統領になり、差別は緩和され、その「恨ハン」は解かれましたが、任期の五年では十分ではなかったに違いありません。
この差別からくる辛苦が団結心を生むという拡大版が韓国です。これでもかと外国から攻められ国土が戦場と化し、肉親が殺しあい離れ離れになる悲劇が骨肉化しています。このような経験をDNAとして受けついだ韓国は、その分だけ団結しなければならないという命題を背負っています。たかがサッカーやフィギュアスケート等のスポーツにおいてもその必死度が違うのです。する方も応援する方も!
特に日本との試合は、国を奪われた経験から団結し、実力以上の力を発揮します。
文=権 鎔大(ゴン ヨンデ)
出典=『あなたは本当に「韓国」を知っている?』(著者/権鎔大 発行/駿河台出版社)
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