こんな話があります。人が十人集まると、日本人の場合七、八人は自分の分をわきまえてそれぞれの居場所に落ち着き、残りの二、三人がリーダーを目指して争うと言います。韓国人は逆で、三、四人はおとなしくしていますが、六、七人は俺がリーダーになるんだと争うそうです。
よく言えば上昇志向、悪く言えば分をわきまえない欲張りとでも言いましょうか。
また、こんな言葉もあります。「ヨル ポン チゴ アニ ノモガヌン ナム オプタ」(十回斧でたたけば倒れない木はない)、どんなに難しいことでも十回トライしたら成功するという意味で、韓国人の押しの強さを物語っています。
この言葉は男女関係でもよく使われ、どんなにツンツンしている女性でも十回アプローチすれば必ず落ちるというたとえに使います。日本人の場合は相手のことも考え、二、三回であきらめるのではないでしょうか。でも、最近のストーカー事件などを見ますとそうとも言い切れませんね。
文=権 鎔大(ゴン ヨンデ)
出典=『あなたは本当に「韓国」を知っている?』(著者/権鎔大 発行/駿河台出版社)
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