所得低いほど”塩辛い物”好き…高血圧・糖尿病が多い＝韓国

韓国にて、所得が低いほど塩辛い食事を好んで食べていることがわかった。契約社員など正社員以外の食習慣として、同じようなインスタント食品を続けて食べていることで、高血圧・糖尿病など慢性疾患発病にも影響を及ぼしている。

　ソウル白病院腎臓内科のク・ホソク教授チームは、2008年～2014年国民健康栄養調査に参加した3万107人を所得水準によって4集団に分類し、このような結果を導き出したと8日、明らかにした。今回の研究は、人口加重値を適用し、韓国人全体で計算した。

　分析の結果、所得が最も引く集団（所属下位25%）は1日平均ナトリウム摂取量3251mgで、所属が最も高い集団（上位25%）3217mgより34mg多かった。世界保健機構（WHO）が推奨する1日の平均ナトリウム摂取量は2000mgだ。

　ク教授は「ナトリウム摂取量は、食事を毎食健康的に食べることより、どのような食事（食品）を食べるかがより重要」とし、「価格の安いインスタント食品は健康に負担を与える」と説明した。