正男氏殺害を受け、脱北者の警護強化へ…以前、韓国内で正男氏のいとこも暗殺されていた＝韓国警察

北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男（キム・ジョンナム）氏（45）が13日、マレーシアで殺害されたと伝えられる中、韓国警察は主な脱北要人の身辺警護を強化することを伝えた。

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　警察庁関係者は15日、「金正男氏の従兄弟（いとこ）である李韓永（イ・ハニョン）氏が韓国国内で暗殺されたことがあるだけに、主な北脱出者の身辺保護程度を高めている」とし「国内外の状況を鋭意注視している」と伝えた。

　李韓永氏は去る1997年2月15日、京畿道（キョンギド）盆唐（プンダン）のマンションで、北朝鮮の工作員により銃撃され死亡した。李氏は故金正日（キム・ジョンイル）総書記の元妻・成恵琳（ソン・ヘリム）の実姉・成恵琅（ソン・ヘラン）の息子で、1982年にスイスで亡命した後、韓国に入り暮らしていた。

　警察が現在24時間の身辺保護など高い水準で管理する脱北者は10人以上だとされている。警察は身辺に危険のある北脱出者の警護人材を増やし、居住地を移す方案などを検討中だ。