柳栄夏弁護士=(聯合ニュース)
柳栄夏弁護士=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府から独立して朴槿恵(パク・クネ)大統領に絡む疑惑と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件などを調べた特別検察官に対し、朴大統領側は6日、「最初から違憲的であり、典型的な政治的特別検察」と批判し、捜査結果についても全面的に否定した。 朴大統領側の弁護人を務める柳栄夏(ユ・ヨンハ)弁護士はこの日、特別検察官チームの最終捜査結果の発表を受け、「朴大統領弁護人の立場」を発表。朴英洙(パク・ヨンス)特別検察官と特別検察官補が一部の野党の推薦により選ばれたとした上で、「最初から公正性の確保が難しい状況だった」と述べた。 本来の趣旨に沿う特別検察官制度とは政治的中立性と公正性が確保されなければならないが、国会の統制権を最大野党「共に民主党」と第2野党「国民の党」に与えたことは権力分立の原則に反すると主張した。  柳氏は、特別検察官は政治的中立性を守りながら公正な捜査を行うべきだが、犯罪を犯した崔被告の元側近らと秘密裏に接触し、一方的な供述だけに耳を傾け立件もしなかったと指摘した。 また、特別検察官チームが大企業の役員らに対し高圧的な態度で事情聴取を行い、長時間にわたる徹夜の聴取など過酷な行為もあったと主張した。 柳氏は特別検察官の捜査について、国会が朴大統領弾劾の理由に挙げた贈収賄罪の根拠を設けることを目標に設定したとした上で、「特定の政治勢力の指図を受けた捜査だった」と批判した。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0