世論調査で支持率トップの文在寅氏(左)と2位の安哲秀氏(資料写真)=(聯合ニュース)
世論調査で支持率トップの文在寅氏(左)と2位の安哲秀氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の次期大統領選(5月9日投開票)まで1カ月余りとなり、候補の顔ぶれが固まりつつある。 すでに保守系の旧与党「自由韓国党」は洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶尚南道知事、保守系「正しい政党」は劉承ミン(ユ・スンミン)国会議員をそれぞれ党の公認候補に選出した。 進歩(革新)系の最大野党「共に民主党」では、予備選で連勝する文在寅(ムン・ジェイン)同党前代表が3日に予定された首都圏の予備選で公認候補に決まる可能性が非常に高い。中道系「国民の党」でも、安哲秀(アン・チョルス)同党前代表が4日の大田・忠清道の予備選での候補確定を目前にしている。また、革新系の少数党「正義党」は沈相ジョン(シム・サンジョン)代表を候補に選出済みだ。 こうした状況から、選挙戦は文在寅氏、洪準杓氏、安哲秀氏、劉承ミン氏、沈相ジョン氏という5人の戦いでスタートすると見込まれる。 現状では文在寅氏が支持率で首位を独走し、安哲秀氏が追う構図となっている。安氏は以前、世論調査で支持率4~5位にとどまっていたが、共に民主党の予備選で文氏が圧勝していることで中道層と保守層の支持を取り込んでいるとみられる。 文氏に対抗するため、自由韓国党、国民の党、正しい政党などが連携に動くかどうかも注目される。だが共に民主党は、例え他政党が連帯しようとも政治的な離合集散にすぎず、その破壊力は大きくならないと見込んでいる。
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