【ソウル聯合ニュース】韓国検察の特別捜査本部は10日午前、収賄などの容疑で逮捕された前大統領の朴槿恵(パク・クネ)容疑者が勾留されているソウル拘置所(京畿道義王市)に捜査員を派遣し、4度目の取り調べを開始した。 これまでは韓雄在(ハン・ウンジェ)部長検事が取り調べを行ってきたが、今回は朴容疑者の親友である崔順実(チェ・スンシル)被告の娘、チョン・ユラ容疑者への不正な支援など、サムスングループと崔被告側との間で行われた「取り引き」などについて調べてきたソウル中央地検特捜1部のイ・ウォンソク部長検事が行う。収賄容疑の裏付けを進めているとみられる。 検察は2日に1回のペースで取り調べを進めている。 10日以降に1~2回の取り調べを行い、今週末か、来週初めには起訴する方針とみられる。 一方、朴容疑者側は検察に対し、弁護人9人のうち、柳栄夏(
ユ・ヨンハ)氏と蔡明星(チェ・ミョンソン)氏を除く7人を解任する方針を伝えた。7人のうち多くは憲法裁判所の弾劾審理の際から活動してきた弁護人だ。弁護団を巡っては、憲法裁が罷免決定を下したのに続き、裁判所が逮捕状を発付したことで、対応方法に問題があるとの指摘が出ていた。 朴容疑者は収賄など主な容疑について全面的に否認しており、決着は裁判に委ねられる見通しだ。
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