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朴前大統領 公判準備手続きの延期申請「記録検討に時間必要」
【ソウル聯合ニュース】収賄罪などで起訴された韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告の弁護人が事実上の初公判となる公判準備手続きの延期を要請したことが24日、分かった。 法曹関係者によると、朴被告の弁護を担当する柳栄夏(ユ・ヨンハ)弁護士が先ごろ、公判準備手続きの期日を延期するよう裁判所に意見書を提出したという。朴被告の公判準備手続きは大統領選(5月9日投開票)前の5月2日午前10時に予定されている。 柳氏は検察の捜査記録が膨大で、内容の検討に時間が必要という理由で延期を要請したもようだ。 ただ一部では朴被告の裁判が大統領選に及ぼす影響を最小限に抑えるためのものとの見方も出ている。 朴被告の親友で国政介入事件の中心人物である崔順実(チェ・スンシル)被告や贈賄罪で在宅起訴されたロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏側との調整も必要であるため、裁判所が要請を受け入れるかについては不透明だ。 裁判所は事案の重大さと速やかな審理の必要性を考慮して公判準備手続きの期日を迅速に設定したため、予定通りに進めた上で、今後の期日に余裕を持たせる可能性もある。 一方、朴被告側は弁護団9人のうち柳弁護士と蔡明星(チェ・ミョンソン)弁護士を除く7人を解任して以降、新たに弁護士を選任していない。1~2週間以内に人選を終え、選任届を一括して提出するという。