マスクを着用してソウル・汝矣島漢江公園を訪れた市民=7日、ソウル(聯合ニュース)
マスクを着用してソウル・汝矣島漢江公園を訪れた市民=7日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】中国とモンゴルから飛来した黄砂の影響で韓国では大気中の粒子状物質(PM10)の濃度が7日も高く、ほぼ全域で最も深刻な「非常に悪い」レベルになっている。韓国では5月初めから飛び石連休となっており、都心部だけでなく、行楽地でもマスクを使用する人が大幅に増えている。 6日は一部の地域を除き、PM10の濃度が年平均基準値(1立方メートル当たり50マイクログラム)の3倍に達する150マイクログラムを超え、今年に入って最も深刻な水準となった。中国から近い韓国西部にはPM10警報が、ソウルなどにはPM10注意報が発令された。ソウル近郊の京畿道・安山ではPM10の濃度が650マイクログラムに達した。 7日も済州島を除くほぼ全域でPM10の濃度が150マイクログラムを超えた。ただ、ソウルでは濃度が下がり、PM10注意報は解除されている。 PM10の濃度が上昇しても空は黄色く染まらないが、当局は外出を控え、外出する場合はマスクをつけるよう呼びかけている。空がかすんで見える現象は微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が上昇した際に現れる。 9日からは全国的に雨が降る見込みで、PM10の濃度が下がる見込みだ。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0