◇文大統領 地検トップらに対する監察指示 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は17日、ソウル中央地検の李永烈(
イ・ヨンリョル)地検長と法務部検察局の安兌根(アン・テグン)局長による激励金支給に関する監察を行うよう法務部と大検察庁(最高検)に指示した。青瓦台(大統領府)の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官が定例会見で明らかにした。 韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告の疑惑などを捜査した検察特別捜査本部の本部長を務める李氏と同本部の幹部検事7人は安氏、検察局の課長2人と共に先月21日にソウル市内で夕食会を開いた。安氏は、朴被告の元側近で職務放棄や職権乱用などの罪で在宅起訴された禹柄宇(ウ・ビョンウ)元青瓦台民政首席秘書官が捜査対象となってから禹氏と1000回以上通話し、議論を呼んだ人物。 夕食会では、安氏が同本部の捜査チーム長らに70万~100万ウォン(約7万~10万円)ずつを激励金として渡した。李氏も検察局の課長2人にそれぞれ100万ウォンを激励金として渡した。課長2人は翌日、ソウル中央地検に激励金を返納した。 尹報道官は「法務部監察委員会と大検察庁監察本部は厳重に調査し、法律違反があったかどうかも確認しなければならない」と述べた。◇セウォル号沈没海域で発見の骨 高校教諭の遺骨と確認 2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、今年3月下旬に引き揚げた旅客船セウォル号の現場収拾本部は17日、船体が沈んでいた海底で見つかった骨1個が事故当時、修学旅行中だった檀園高校(京畿道安山市)のコ・チャンソク教諭の遺骨だったとするDNA鑑定結果を発表した。◇自由韓国党の主導権争い 泥仕合の様相 朴槿恵前政権の与党だった保守系「自由韓国党」の主導権争いが泥仕合の様相を呈している。大統領選での敗北を受け、表面上は反省と刷新を叫んでいるが、裏では主導権争いが始まった。同党の大統領選候補だった洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏と党の主流派だった朴氏に近い「親朴系」が主導権をめぐり対立している。◇増える大腸がん患者 食生活の西洋化と高齢化で 大腸がんは食生活の西洋化や運動不足など生活習慣が発症の主な原因と指摘されている。2014年国家がん登録統計によると、韓国で大腸がんは男女共に3番目に多いがんだ。健康保険審査評価院が17日に公表した2015年の大腸がんによる死亡者は10万人当たり16.4人で、肺がん(34.1人)、肝臓がん(22.2人)、胃がん(16.7人)に次いで多かった。
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