首相候補に指名された李洛淵氏(資料写真)=(聯合ニュース)
首相候補に指名された李洛淵氏(資料写真)=(聯合ニュース)
◇韓国首相候補の聴聞報告書 採択ならず 韓国国会の人事聴聞特別委員会が26日に全体会議を開き、首相候補に指名された李洛淵(イ・ナクヨン)前全羅南道知事に対する人事聴聞審査結果報告書の採択を巡って議論したが、結論を出せずに追加協議を行うことを決めた。李氏をはじめ、外交部長官候補に指名されている康京和(カン・ギョンファ)元国連事務総長特別補佐官ら3人の高官候補に、実際に住んでいない場所を住所として届け出る偽装転入などの問題があることが分かり、野党が文大統領に立場を示すよう求めたため。文大統領は大統領選で、偽装転入、兵役逃れ、不動産投機、脱税、論文盗用に関与した人は高官に任用しないという人事原則を掲げていた。◇大統領府 人事原則違反の野党指摘に謝罪 韓国青瓦台(大統領府)の任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は26日の記者会見で、文在寅大統領が自ら掲げた人事原則に違反したとして物議を醸していることと関連し、「人事が国民の目線に合っていないということに対し、国民の皆さんに申し訳なく思う」と述べた。また、「現実的な制約の中で人選せざるを得ない」と述べ、理解を求めた。◇韓国警察庁「集会現場に警察を原則配置せず」 韓国警察庁の李岱衡(イ・デヒョン)人権保護担当官は26日、釜山地方警察庁で開いた人権に関するワークショップで「今後は集会(デモ)現場に警察力や放水車、警察車両によるバリケードを原則として配置しない」と述べた。集会を主催側が自律的に運営する方向に変わるとしている。検察の権力縮小を目指す文在寅大統領は、検察と警察の捜査権を調整する上で不可欠な前提条件として、警察の人権侵害の改善を挙げている。◇セウォル号からデジタル機器135点 データ復元に関心 2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、今年3月下旬に引き揚げられた旅客船セウォル号から見つかった携帯電話の一部のデータが復元されたことを受け、ほかのデジタル機器のデータ復元にも関心が集まる。セウォル号船体調査委員会は26日、セウォル号から22日までに見つかったデジタル機器は計135点に上ると発表した。内訳は携帯電話が83台、メモリーカードが20点、カメラが12台、ノートパソコンが4台など。◇崔被告娘が不正入学した梨花女子大 全学直接選挙で総長選出 韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告の親友で国政介入事件の中心人物である崔順実(チェ・スンシル)被告の娘の不正入学問題で前総長が逮捕された名門女子大、梨花女子大の総長に同大哲学科の金恵淑(キム・ヘスク)教授(62)が26日、就任した。1886年の開学以来初めて、教授、職員、学生の全大学構成員による総長の直接選挙が行われ、金氏が選ばれた。
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