会見を行う(左から)朴玉善(パク・オクソン)さん、李さん、李玉善(イ・オクソン)さん=8日、ソウル(聯合ニュース)
会見を行う(左から)朴玉善(パク・オクソン)さん、李さん、李玉善(イ・オクソン)さん=8日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の慰安婦被害者3人が8日、ソウル市内で記者会見を行い、外相候補に指名されている康京和(カン・ギョンファ)氏をへの支持を表明した。会見に出席した李容洙(イ・ヨンス)さんは「康京和氏が外交部長官になることを望む」として、「(康氏が)われわれの問題を解決してくれると約束した」と述べた。 李さんは康氏が2日に慰安婦被害者が共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を訪問したことについて、「慰安婦(被害者の)おばあさんたちがひどい目に遭っているが、康京和という人がやって来た。彼女が来て慰めてくれ、病気で寝たきりになっているおばあさんが泣き、天も泣いた。雨が降った」とし、「ありがたかったが、あげるものがなくて(康氏に)バッジをつけた」と説明した。康氏は7日に行われた国会での人事聴聞会にこのバッジをつけて出席した。 李さんは康氏が外交部長官になる前に慰安婦被害者と面会したことに感謝の気持ちを伝えた。 文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対しても、「慰安婦問題だけは解決してほしい」と訴えた。 会見に同席した「ナヌムの家」の安信権(アン・シングォン)所長は「人権(問題)専門家の康氏の専門性を踏まえて判断してもらいたい」と述べた。一部の慰安婦被害者や市民団体などは旧日本軍慰安婦問題を巡る2015年末の韓日合意に強く反発している。 康氏を巡っては、人事聴聞報告書の採択が野党の反対で困難になっている。ただ、首相らを除く閣僚は国会の承認が必要な対象ではなく、報告書が採択されなくても大統領が任命できる。
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