【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、統一部長官候補に元青瓦台(大統領府)秘書官の趙明均(チョ・ミョンギュン)氏(59)、未来創造科学部長官候補に元ポスコ経営研究所社長の兪英民(
ユ・ヨンミン)氏(65)、農林畜産食品部長官候補に前国会議員の金瑛録(キム・ヨンロク)氏(62)、女性家族部長官候補に成均館大教授で女性の鄭鉉柏(チョン・ヒョンベク)氏(64)をそれぞれ指名した。青瓦台の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官が発表した。 文政権発足後、閣僚候補の発表は4回目で、現行の17部(省に相当)のうち15部の長官人事を断行した。閣僚の任命は国会での人事聴聞会を経る必要がある。 趙明均氏は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で統一外交安保政策秘書官を務め、盧氏と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記による2007年の南北首脳会談の準備に深く関わった。朴報道官は、文政権の対北朝鮮政策や南北問題の懸案に対する理解が深く、政策企画から交渉まで豊富な経験を備えていると起用の理由を説明した。 兪英民氏はかつてソフトウエア開発に携わり情報通信技術(ICT)分野で豊富な現場経験を持っており、企業シンクタンクのトップや専門経営者を経て習得した融合的リーダーシップが大きな強みだと朴報道官は説明している。 また、朴報道官は金瑛録氏について、国会で6年にわたり農林・海洋・水産関連委員会の委員や幹事を務め、農林畜産食品部の組織と業務を深く理解していると紹介した。 鄭鉉柏氏については、女性問題や男女平等、労働問題などさまざまな分野で不平等と格差解消に尽力してきた市民活動家であると同時に、国内外で認められている歴史学者だと伝えた。また、旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の韓日合意の再交渉問題など、喫緊の課題も解決できる人物だと強調した。
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