◇北朝鮮無人機と推定の飛行体 THAAD配備地を偵察・撮影 南北軍事境界線に接する韓国北東部・江原道麟蹄郡の山地で9日に発見された北朝鮮の無人機とみられる小型の飛行体が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」が配備された南部の慶尚北道・星州を偵察し、上空から約10枚の写真を撮影していたことが13日、明らかになった。無人機に搭載されたカメラ(ソニー製)には4月26日に配備されたTHAADの発射台2基や射撃統制レーダーなども写されており、THAAD配備後に撮影されたとみられる。◇文大統領が新たに4閣僚指名 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、統一部長官候補に元青瓦台(大統領府)秘書官の趙明均(チョ・ミョンギュン)氏(59)、未来創造科学部長官候補に元ポスコ経営研究所社長の兪英民(
ユ・ヨンミン)氏(65)、農林畜産食品部長官候補に前国会議員の金瑛録(キム・ヨンロク)氏(62)、女性家族部長官候補に成均館大教授で女性の鄭鉉柏(チョン・ヒョンベク)氏(64)をそれぞれ指名した。青瓦台の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官が発表した。◇韓国監査院 崔順実被告らの不正を再確認 韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告らによる国政介入事件に関連し、韓国監査院は13日、文化体育観光部と同部の傘下機関の12件の疑惑に対する監査結果を発表した。監査では、朴被告と崔被告が「共同運営」したと検察が指摘する文化支援財団「ミル財団」とスポーツ支援財団「Kスポーツ財団」の設立、韓国冬季スポーツ英才センターなど崔被告が設立した法人や会社への支援などをめぐり、崔被告と側近らによる不正があったことが改めて確認された。◇反政権文化人リストによる被害 合計444件 朴槿恵前政権で政府の支援対象から外すため、朴政権に批判的な文化・芸術界の関係者と団体をリストアップしたいわゆる「ブラックリスト」事件の全貌と被害規模が監査院の監査で明らかになった。2014~16年に韓国文化芸術委員会など同部傘下の10機関の支援事業の対象から排除されるなど、ブラックリストに名前が挙がった関係者や団体の被害例は合計444件に上る。◇韓国の献血者数 昨年減少に転じる ここ数年増加していた韓国の献血者数が昨年減少に転じたことが分かった。少子化の影響で10~20代の献血者が大幅に減った。保健福祉部と大韓赤十字社によると、献血者数は2012年が272万2609人、13年が291万4483人、14年が305万3425人、15年が308万2918人と増加していたが、昨年は286万6330人に減少した。◇時価総額1兆ウォン以上の上場企業 7年で3倍に 韓国取引所によると、時価総額が1兆ウォン(約975億円)を超える有価証券市場上場企業(9日現在)は24社で、2010年(9社)の2.67倍に上る。時価総額1兆ウォン以上の上場企業の業種は情報技術、通信技術、バイオ技術を中心に再編される傾向にある。
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