「B.A.P」左からZELO、ジョンアプ、バン・ヨングク、デヒョン、ヒムチャン、ヨンジェ
「B.A.P」左からZELO、ジョンアプ、バン・ヨングク、デヒョン、ヒムチャン、ヨンジェ
6月28日(水)に日本2ndアルバム「UNLIMITED」をリリースした「B.A.P」。ニューアルバムのリリースは、「Best. Absolute. Perfect」以来、1年3か月ぶり。タイトル「UNLIMITED」は彼らのポテンシャルに“限界なんてない”ことを意味している。

B.A.P の最新ニュースまとめ

 アルバムには、日本でシングルリリースした「FELL SO GOOD」、「FLY HIGH」、「WAKE ME UP」とそのカップリング曲に加え、すでに韓国で発表され、日本でも人気の高い「SKY DIVE」、「1004」、ジョンアプの自作ソロ曲「NOW」の日本語バージョンを初収録。さらに、デヒョンが日本のファンに向けて書き下ろしたソロバラード「YOU」など全13 曲が収録され、まさに“限界なんてない「B.A.P」”の魅力が詰まった作品に仕上がっている。

 そこで、ニューアルバムを引っさげ、日本での活動を始動した「B.A.P」が、アルバムの話はもちろん、2017年上半期の活動で印象的だったこと、さらにはプライベートな近況まで、6人でワイワイ語ってくれた。


<B>―1年3か月ぶりとなる、日本2ndアルバム「UNLIMITED」がリリースされましたが、どんな気分ですか?</b>
デヒョン:多くのファンの方が待っていてくださったので意味深いし、頑張って準備したアルバムなので、うれしいです。
ヨンジェ:久しぶりのフルアルバムだし、このアルバムを引っさげて、ファンの皆さんに会えると思うと、ワクワクしています。
ヒムチャン:このように活動ができてうれしいし、幸せです。日本のファンの皆さんに会える日がたくさんあるので、すごく楽しみにしています。
バン・ヨングク:とてもうれしいです。これからライブの場がたくさんあるといいなと思っています。
ZELO:またファンの皆さんとたくさん会えるかと思うとワクワクして、眠れないぐらいです(笑)。
ジョンアプ:僕もとても気分がいいです。早くステージで立って、皆さんにパフォーマンスをお見せしたいです。

<B>―6月28日はアルバムの発売日ですが、デヒョンさんの誕生日でもありますね。</b>
デヒョン:ハイ!
一同:(拍手)
デヒョン:とても、気分がいいですね。今回のアルバムは、いい感じになりそうな、大ヒットになるんじゃないかと思います(笑)。

<B>―ちなみに、メンバーの皆さんはデヒョンさんの誕生日をお祝いされたんですか?</b>
デヒョン:ヒムチャン兄さんがお酒をごちそうしてくれました。そして、ジョンアプが誰よりも早く、1番にメッセージをくれて、祝ってくれました。
ジョンアプ:「誕生日おめでとう」と。
デヒョン:携帯電話を見ていたら、突然メッセージが入ってきて。1番でした!

<B>―もちろん、他のメンバーからもメッセージがきたんですよね?</b>
デヒョン:僕たちメンバーが6人いて、誕生日を年に6回、しっかりお祝いするということができないこともあるんで、その日が自然にすぎることもあります(笑)。

<B>―ニューアルバム「UNLIMITED」は、“「B.A.P」のポテンシャルに限界なんてない”という意味が込められた、ステキなタイトルですね。</b>
デヒョン:“限界がない”ということ自体、僕たちにぴったりだと思うので、すごく気に入っています。
ヨンジェ:僕たちに合う、刻みつけられるような意味を持っているので、いいタイトルですよね。
バン・ヨングク:全13曲を通して、「B.A.P」には限界がなく、さまざまなジャンルの音楽をこなすことができる、ということを見せられる1枚になりました。

<B>―全13曲の収録曲のうち、それぞれ思い入れの強い曲を教えてください。</b>
デヒョン:やっぱり僕は、自分のソロ曲「YOU」です(笑)。
ジョンアプ:僕もソロ曲は自分にとって意味があるので、「NOW」ですね。
ヨンジェ:「SKY DIVE」です。日本語バージョンになって、初めてこのアルバムに収録され、皆さんに聴いてもらえることになったので。
ZELO:僕も。ヨングク兄さんが戻ってきて、ステージを新しく見せられるし、日本語バージョンで皆さんに披露できるので「SKY DIVE」です。
ヒムチャン:「WAKE ME UP」がいいですね。この曲は、ステージで大人っぽい感じを見せられるし、最新曲でもあるので。
バン・ヨングク:いい曲がたくさんあるので、1曲を選ぶのは難しいです。どの曲も好きです。

<B>―バン・ヨングクさんは、作詞・作曲に参加している曲も多いですが、今回の収録曲の中で、早くできた曲、逆に時間がかかった曲は何ですか?</b>
バン・ヨングク:早くできたのは「BE HAPPY」で、時間がかかったのは「FEEL SO GOOD」です。

<B>―「BE HAPPY」はどうして早くできたんでしょう。</b>
バン・ヨングク:それが分かれば、僕は神かなと思いますけど(笑)。僕も知りたいです。
スタッフ:ハハハ。「FEEL SO GOOD」は何か特にこだわった部分があって、時間がかかったということですか?
バン・ヨングク:音楽には正解がないので、コレだって満足いくまで作っていたら、時間がかかったということですね。

<B>―「UNLIMITED」にかけて、限界を超えてしまったというエピソードがあれば教えてください。</b>
デヒョン:もともと人前に出て、先頭に立って何かをするということがうまくできない性格で、これまではグループのメンバーに頼っていた部分もあったんですが、最近ミュージカル「ナポレオン」の稽古が始まって、現場ではメンバーに頼ることができないので、多くのことを学んだり、感じたりしています。そういう意味で、自分の限界を超えて、初めて正直な気持ちを表現するということを学んでいるのかなと思っています。
ヨンジェ:僕は「B.A.P」の最初のアルバムが出たとき、ものすごく練習したんですけど、そのとき限界を超えたなと思いました(笑)。
ZELO:僕は最近筋トレを再開して、いろいろな運動をしているところなんですが、最初はあまり腕の力が入らなくて、懸垂がなかなかできなかったんです。でも、トレーナーさんについてもらって、100回ぐらいできるようになりました。
ヨンジェ:1回で?
ZELO:ううん。連続100回じゃなくて。
ヨンジェ:あ~、何セットかに分けてね。

<B>―懸垂はどんな目的でされているんですか?</b>
ZERO:どちらかというと、体の前より、後ろ、肩とか背中を鍛えたいなと思っているんですよ。そのほうが踊るときも、服を着たときも映えるので、背中を鍛えたいんですけど、すごく大変ですね。
(メンバーたちが、懸垂するように腕を上げ下げし始める)
ZERO:ストレッチしたくなってきました~(笑)。
ヒムチャン:僕はお酒を飲むとき。いつも限界を超えています(笑)。

<B>―ヒムチャンさんはお酒を飲んでいて、どうなったら限界だと思うんですか?</b>
ヒムチャン:記憶が危ういなと思ったら。だから、これ以上飲んだらまずいと思った時点でやめて、家に帰ります。
ジョンアプ:だんだん瞳孔が開いていくんですよ。
ヒムチャン:いつも、お酒を飲んでいるとき、目はこんな感じです(と目を細める)。
一同:ハハハ。
ジョンアプ:僕はこの質問、飛ばしてください。
ヒムチャン:いつもそうやって!
ジョンアプ:僕には何事も限界がないんで!
一同:ハハハ。

<B>―2017年ももう上半期が終わりますね。振り返ってみると、日本では1月に2ndジャパンツアー、4月に7thシングル「WAKE ME UP」のリリース、そして、今回の2ndアルバムのリリース。韓国では3月に完全体でカムバック、そしてワールドツアーに突入し、4月に米国ツアー、5月に欧州ツアーを終え、その後も各国を回るなど、充実した上半期だったと思いますが、何が印象に残っていますか?</b>
ヨンジェ:いまもワールドツアー中ではあるんですが、やっぱり韓国公演を皮切りにスタートしたワールドツアーが一番思い出に残っていますね。公演を準備してお見せすることは、大変ではあるんですが、僕たちにとっては、もっと広い世界を見ることのできるチャンスでもあるし、とても大切な時間なので。どの都市に行っても、その国の良さを肌で感じられるし、それぞれに魅力があるんで、本当にどの国もよかったです。
ZELO:ワールドツアーは毎年やっていて、すごくいい思い出になるんですが、また翌年に行くと、さらにいい思い出になるんですよ。いいエネルギーを皆さんからもらったり、僕たちも届けたりできるので、やっぱりワールドツアーかなと。
バン・ヨングク:(頷いて)メンバーみんな同じ考えだと思います。
ヒムチャン:ここまでのワールドツアーでは、ハンガリー・ブダペストでの野外公演がよかったですね。
ZELO:以前、韓国でフェスティバルに出たとき、野外公演だったんですけど、それ以来久しぶりだったんで、野外公演だと聞いて、すごく楽しみにしていたんですが、昔感じた新鮮さをまた感じることができて、本当に楽しかったです。

<B>―食べ物はどの国に行っても口に合いますか?</b>
デヒョン:みんなその国の有名なもの、おいしい店を探すのが好きなので、行くたびに、おいしい店を探しますね。日本に来たときもそうです。よく行くのは「つるとんたん」ですけど、寿司とかとんかつも好きなので、おいしい店を探して行ったりしていますね。

<B>―6人で過ごす時間も長いと思いますが、メンバー同士でいるときはどんな話をされるんですか?</b>
デヒョン:最近は、韓国での活動が終わって、いったんワールドツアーを終えたところなので、各自それぞれ過ごしながら、充電していたので…。でも、6人が集まると、なんでもないことでも盛り上がったり、楽しかったりするので、それがまさに仲が良いということだと思います。6人でいると、何をやっていても楽しいですね。

<B>―そういえば、ライブ配信アプリで「博多で夜の男子会」を放送したとき、メンバーの皆さんがいろいろなゲームをしていましたね。罰ゲームもありましたが、ゲームをしたとき、よく負けるメンバーというと?</b>
ZELO:それは僕だと思います(笑)。
デヒョン:ヨンジェはいつも強いよね。
ヨンジェ:でも、いつからか、負け始めるようになったんだよ。
ジョンアプ:欲を捨てたんだね。
ヨンジェ:そうかも(笑)。
-ヨンジェさんは頭脳派では?
ヨンジェ:僕たちがやるゲームって、頭を使うものではなく、運に左右されるものなんで。前はほとんど勝っていたんですけどね。運を使い果たしてしまったみたいです(笑)。

<B>―では、最近プライベートの時間でやっていることや興味のあることを教えてください。</b>
ヨンジェ:最近、友達と一緒に曲を作り始めたんです。始めてみたらとても楽しいんで、時間ができたら、作詞、作曲をしています。ちょうど1曲完成させて、レコーディングも終えたんですが、いい曲だと思うので、機会があればお披露目したいです。
ZELO:僕も最近は、韓国の新しいアルバム用の歌詞を書いたり、それとは別に、チャレンジという意味で曲を作ったりもしているので、いつか「B.A.P」のアルバムに収録されるようになればいいなという思いで、曲作りをしています。
ヒムチャン:僕は人に会うこと。おしゃべりをしたり、お酒を飲んだりしています。日本のお酒だと、日本酒も好きですが、日本はウイスキーがおいしいので、日本のウイスキーも好きですね。
ZELO:僕は「ほろよい」が好きです。1番好き(笑)。
ジョンアプ:僕は最近、映画を見ています。「キング・アーサー」を見ました。
ヒムチャン:この前、一緒に見たんです。
ジョンアプ:そうそう、寮で一緒に。有料なんですけど、テレビ画面で映画を見られるのがあって。
ZERO:僕は映画館で見ました!実の兄と4本ぐらい見に行きましたね。兄が見ようと言ったもので、「トランスフォーマー/最後の騎士王」、「悪女」、「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」、「ゲット・アウト」。基本的には、そのとき流行っているものを見たいほうで、アクションが好きではあるんですが、ラブコメも好きです。
バン・ヨングク:僕は時間があれば、バイクに乗っています。景色を楽しみながら、ゆっくり走るのが好きなんです。

<B>―バイクに乗り始めたきっかけは何だったんですか?</b>
バン・ヨングク:オードリー・ヘプバーンさんの大ファンで、映画「ローマの休日」を見たとき、彼女がローマの街をバイクで疾走するシーンがあって、自分もああいう風に自由を楽しみたいなと思って、自分自身への誕生日プレゼントとしてバイクを買って、乗り始めるようになりました。ちょうど、6月初旬に、インドネシアでバイクツアーをしたところなんです。日本でもいつか、自分のバイクを持ってきて、乗ってみたいですね。

<B>―普段バイクに乗るときは、どこまで行くんですか?</b>
バン・ヨングク:そのときに行きたいと思った、惹かれるところ。気の赴くままに行くんで、特に目的地はないです。

<B>―きょうバン・ヨングクさんは一言一言がカッコいいですね。(ジョンアプとZEROが笑ったので)そんなことないですか?</b>
ジョンアプ:僕もそういうことが言いたいです。
ZERO:僕の行くところが目的地です!
一同:ハハハ。

<B>―デヒョンさんは先ほど、ミュージカル「ナポレオン」の稽古が始まったと言っていたので、やはりお忙しいですか?</b>
デヒョン:ハイ。「ナポレオン」への出演は、新しいスタートだと思っているし、いろいろなことを学びたいんで、最近は他のことは一切せず、稽古に没頭しています。

<B>―そんなデヒョンさんの勇姿を上演が始まったら、メンバーの皆さんも見に行かれるんですよね?</b>
ヨンジェ:たぶん。
ヒムチャン:考えてみます。普段の行いを見て。
デヒョン:ハハハ。あえて来てくれなくても、大丈夫ですよ!(笑)
ヒムチャン:行きたいんですけど、僕も忙しいんで。1度、時間を合わせなきゃね。

<B>―そして、デヒョンさんとジョンアプさんは、韓国でソロ活動もされましたがいかがでしたか?</b>
デヒョン:グループ初のソロ活動だったんで、「B.A.P」はソロでも十分できるということを証明したいなと思っていたんです。幸い、いい結果も得られたので、満足しているし、いろんなことが勉強できたなと思います。
ジョンアプ:僕も、準備したものはちゃんと発揮できたかなと思うので、満足はしています。と同時に、もっと上手くできたんじゃないかと心残りな部分もありますが。あと、一人でテレビ局に行ったりしたんで、メンバーの存在がいかに大きいかというのを改めて感じましたね。ま、今回ソロ活動はしましたが、正式なソロデビューというより、ファンの皆さんのためのスペシャルステージという感覚だったので、今回の経験を通して、「B.A.P」の音楽ではなく、僕自身、どんな音楽がやりたいのかということを改めて考えさせられた時間になったと思います。
デヒョン:ソロ活動をしているとき、ヒムチャン兄さんは応援に来てくれたんですよ。
ヒムチャン:僕が活動しているような気分でした(笑)。2週間の間に、4回も行きましたから。
デヒョン:僕のところには1回だったのに、ジョンアプのところには3回も行ったの?
ヒムチャン:2人の活動が重なっていたから。
デヒョン:(納得したように)あ~。

<B>―リーダーのバン・ヨングクさんから見ると、メンバーのソロ活動はどうでしたか?</b>
バン・ヨングク:立派だったと思います。
ヒムチャン:でも、まだまだ未熟なところがあるね。
ZERO:僕も未熟だなというところが、目につきました。
デヒョン:ハハハ。こういうネットで悪い書き込みをするような人の言葉を気にしてはいけません!
ZERO:でも、やっぱりメンバーなので、モニタリングはずっとしていましたね。

<B>―ZEROさんは「B.A.P」の末っ子ですよね?(笑)</b>
ZERO:ハイ、僕の行くところが目的地です!
一同:ハハハ。

<B>―下半期が始まりますので、どう1年を締めくくるのか、今後の活動に向けて意気込みをお願いします!</b>
ヒムチャン:日本での活動が終わったら、韓国でアルバムがリリースされる予定なので、その準備に入ります。それから、日本でもまたCDリリースの計画があるので、年末まで活動は続いていくと思います。日本でもファンの皆さんと会える機会が多いと思うので、たくさん期待してほしいし、応援よろしくお願いします!
デヒョン:そして、僕が出演するミュージカル「ナポレオン」も、7月から10月まで上演されるので、どうぞご期待ください!


 「B.A.P」のメンバーたちは、ステージ上でのカリスマ性あふれる姿とは違い、リラックスした雰囲気を漂わせ、常に誰かの歌声がどこからともなく聞こえてくるような取材現場で、インタビューでも音楽に対する飽くなき探求心を持つ彼らの素顔が垣間見られた。

 最新アルバム「UNLIMITED」を引っさげ、6月30日(金)に東京・池袋のサンシャインシティ 噴水広場にて、約1年ぶりとなるフリーライブを開催し、7月1日(土)には東京・サンシャインシティ 展示ホールC、2日(日)には大阪・ATCホール Cホールにてリリースイベントを開催した「B.A.P」。その後も、その勢いのまま、活躍はまだまだ止まらない。




Copyrights(C)wowkorea.jp 0