【広州聯合ニュース】新任の鄭鉉栢(
チョン・ヒョンベク)女性家族部長官は10日、旧日本軍の慰安婦被害者が共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を訪れ、被害者と面談し、ソウル市内に慰安婦博物館を建てる方針を表明した。 鄭氏は「戦争がもたらした人権侵害について記憶し、注意を喚起するメッカの役割を果たすことができるよう、アクセスしやすいソウル市内に博物館を建てようと思う」と述べた。「慰安婦問題はもはや、韓日間の問題ではなく国際的問題だ」とした上で、博物館の敷地選定に向けた作業に取り掛かる予定であることを説明した。 また、旧日本軍の慰安婦関連資料の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界記憶遺産への登録推進について、博物館建設事業よりも先に進めることが可能だとの考えを示し、早期の遺産登録を目指す方針を明らかにした。 鄭氏は慰安婦問題を巡る2015年末の韓日合意に基づき韓国政府が設立した「和解・癒やし財団」の活動全般について点検する方針を改めて示した。同財団については今月4日の国会での人事聴聞会で「これまでの事業活動全般を点検する。どのような問題があったのかを確認し、財団の機能と役割をどのようにするかは順番に過程を経て処理する」と述べていた。
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