【ソウル聯合ニュース】韓国の大型スーパー大手・ロッテマートによると、今年1月1日から今月16日までの輸入ビール売上高を集計した結果、アジアのビールの割合が33.7%を記録し、3年連続増加した。日本製が売上高1位の座を昨年に続き守った。 一方、欧州製は2015年の60.7%から16年が58.7%、今年は58.2%と減少し続けている。 アジアビールの飛躍は、日本と中国のビールの好調によるものだ。 11~13年まで輸入ビール市場で1位を占めた日本ビールは、14~15年にはドイツに首位の座を明け渡したが、昨年、トップに返り咲き。今年も1位を維持している。 「青島ビール」に代表される中国のビールは、15年は売り上げ全体に占める割合が6.0%だったが、昨年は7.1%、今年は7.5%と増加している。 日本のビールは4大メーカー(アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ)の取り扱い品目が増え、定番に加え限定商品も人気を集めた。 中国のビールは、「羊串アンド青島」との流行語を生んだ青島ビールが人気をけん引した。 一方で欧州トップのドイツビールは14年をピークにシェア減少が続き、昨年と今年は日本に押されて2位に転落した。 ロッテマートの
イ・ヨンウン酒類チーム長は「アジア1位の日本と2位の中国はアジアのビール売上高全体の88%を占めるが、欧州1位のドイツと2位のオランダは欧州ビールの売り上げ全体の49.8%に過ぎない」とし、「日本、中国の2カ国が欧州連合軍と競争している形だ」と説明した。 ロッテマートでの輸入ビールの売り上げ割合は今年51.1%を記録し、初めて韓国製を超えた。
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