イ・サンユン の最新ニュースまとめ
およそ1年ぶりとなる日本でのファンミーティングにファンの期待が高まる中、イ・サンユンがピンクベージュのスーツ姿で爽やかに登場すると、客席からは大きな歓声が巻き起こる。
「こんにちは、皆さん。イ・サンユンです。昨年の9月に続きまして、ことしも皆さんにこのようにお会いできてとてもうれしく思います。感謝しています。前回と同じように楽しい時間を過ごしたいと思います。今日はお越しいただきありがとうございます」とやわらかい笑顔であいさつの言葉をファンへ告げるイ・サンユン。会場の盛り上がりもそのままに早速のフォトタイムへ突入し、サービス精神満点のポージングを披露した。
MCから昨年のファンミーティングの時よりも痩せたのでは?と問われると、「『耳打ち』というドラマをやっていたんですが、その撮影に入る前に少し痩せて、撮影をしている間もどんどん痩せていったということもありますし、後は去年よりも少し髪が伸びているので痩せて見える効果があるんだと思います」と答えて会場の笑いを誘う。
2013年から毎年恒例のイベントとなっている日本でのファンミーティングについて、満席の会場を見渡しながら「毎回来てくださっている方もいらっしゃいますし、今回新たに来てくださった方もいらっしゃると思います。日本の空港に着いた時も、今までお目にかかったことのない方がたくさん出迎えてくれました。僕のことを多くの方が知ってくださったんだなと感謝しています」と穏やかな口調で話す。残念ながらチケットを取ることができなかったファンもいたと聞き、「次はもっとたくさんの方がいらっしゃれるように、もう少し大きい会場でファンミーティングができるように、僕は韓国での活動を頑張ります」と意気込みを語った。
ドラマ「耳打ち」の撮影終了後は、オフ期間を利用して高校時代の友人とニュージーランド旅行を楽しんだというイ・サンユン。「今回このように皆さんにお会いする時に、写真を見ながら旅行の話がしたいなと思いたくさん撮ってみました」とニュージーランドで撮ったセルカ写真をファンに披露してくれた。「ニュージーランドがどんな国かわからなかったので、東洋人だからとなめられないように力強く男らしく見せるためにひげも剃らずに行きました」と解説する写真の中の丸メガネにニット帽、そして無精ひげというステージの上の姿とは少しギャップのあるイ・サンユンの姿に、客席からは驚きも混じったような笑い声が聞こえてくる。
「スケジュールにとらわれることなく、車で自由に動き回るような旅行がしたかったんです。人がたくさんいて落ち着かないところよりも自然が美しくて静かな場所がいいと思っていたところ、ニュージーランドがちょうど良かったんです」とニュージーランドを旅行先に選んだ理由を話し、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影セットを見るツアーに参加したことや、ワイナリーを訪れたこと、滞在中の食事の様子などを写真と共に振り返る。特に食事の話題については、「一緒に行った友人も肉が大好きだったので、ものすごくたくさん肉を食べました。なのでホテル代よりも食費の方が多くかかってしまいました」、「牛も羊もニュージーランドの広い土地で、彼らにとって天敵もいない環境で幸せに育てられて、だからこそとても美味しかったです!」と、“イ・サンユンの食いしん坊万歳!in ニュージーランド”とタイトルを打ちたくなるようなエピソードを楽しげに話す姿が印象的だった。
「出演した作品が都市での生活の中で人との葛藤を描いたものだったので、ストレスを感じることもあったのですが、ニュージーランドでは美しい自然と一緒に過ごす時間が多かったのでとても良かったと思います。韓国に戻ってすぐに会った人が僕の顔を見て『とても表情が穏やかになって幸せそうに見えるよ』と言ってくれたので、僕にとっては本当に満足できる時間だったんだと思います」と旅の思い出を締めくくった。
そして話題は自身の出演ドラマについてと移る。
まずは高い視聴率をマークし、好評のうちに最終回を迎えた最新主演作「耳打ち」。イ・サンユンの代表作のひとつである「いとしのソヨン」から再びタッグを組んだ共演のイ・ボヨンについて、「『いとしのソヨン』ではイ・ボヨンさんが演じた役がストーリーをリードして、僕はそれをサポートするような役でした。今回の『耳打ち』では、2人で一緒に物語を進めていったような感じがしています。お互いに相談し合ったり、助け合ったり応援し合ったりしながら作品を作りました」と「いとしのソヨン」から経験を重ねて成長した自身と合わせながら撮影時を振り返る。
そして昨年のファンミーティングの時にちょうど撮影中だったという「空港に行く道」。不倫ではないかと言われてしまう既婚者同士である大人のラブ・ロマンスを描くにあたり、やはり苦労があったようで「作家の方が文章を書く方法と、俳優たちがそれを演技するやり方、そして演出家の方々の手法、そういったものが全部それぞれに慎重なアプローチをしていたと思います。悪く見えないようにたくさんの努力をしましたが、やはり事実だけを見れば誤解を受ける部分が充分にあったと思います。韓国では放送時から今でもそこは議論があるところなんです。それでも僕にとってはこの作品に参加できたことはとても意味のあることだったと思います」と真摯な言葉で作品への思いを語った。
そしてその「空港へ行く道」から名シーンベスト3がチョイスされ、さらに抽選で選ばれたファンがイ・サンユンと一緒にそのシーンをステージ上で再現するというスペシャル企画が行われた。
互いの手が触れそうで触れないというもどかしいシーンから、感情が爆発して抱きしめ合うシーン、そしてすれ違いざまにそっと手を握る切ないシーンが選ばれ、イ・サンユンのジェントルなリードによりステージに上がったファンは恥ずかしがりながらも見事にそれぞれのシーンを再現し、客席から見守るファンも大きな歓声と拍手でそのドキドキを分かち合った。
一度楽屋へ戻ったイ・サンユンへ向けて、ファンが思いのたけをカメラに向かってしゃべるというコーナーでは突然客席の中にイ・サンユンが登場し、ファンへのドッキリを仕掛ける。背後からふいに抱きつかれたファンはまさかの本人登場に驚きと興奮を隠せずドッキリは大成功!
そのまま客席内を歩き、ファンからの質問に答えてまわった。
イ・サンユンの声が好きだと告げたファンには「普段話す時と、演技をする時は自分でもいいと思うんですけど、歌を歌う時は違うと思います(笑)」と返し、日本の女性の印象を尋ねられると、「とてもおしとやかで親切で優しくて、家庭的というイメージがあります。少女のような感じ」と笑顔を浮かべた。
演技力を計るゲームコーナーでは口をすぼめた表情ですっぱいドリンクを飲み干したり、罰ゲームで愛嬌ポーズを披露したり、曲当てクイズでは初めて聴いたはずの日本の曲を即興で口ずさんだりと、可愛らしい表情や自然体で楽しむ姿をファンに見せてくれたイ・サンユン。
ファンへのプレゼントコーナーも設けられ、イ・サンユン直々にチョイスしたアイテムが抽選で選ばれたファンへ贈られた。
イベントの結びとしてイ・サンユンは、「ことし中は次の作品の計画はありません。たぶん年末か、来年の初め頃にまたドラマに出るのではないかなと思います。それから、映画でこれまでとはまた違った姿をお見せできるように準備していることもあります。来年もまた多くの作品を手掛けていくためにも、ことしいっぱいは自分の充電の時間にしたいと思います。次に日本でファンミーティングする時には、別の地域でも開催できるようにしたいです。そして先ほどニュージーランド旅行の写真をお見せしましたが、早ければ今年の秋頃に少し長めの1人旅を計画しているので、また皆さんにもその写真をお届けしたいと思います。」と今後のスケジュールについて語り、「いつも僕が日本に来るたびにこうして会場に集まってくれてありがとうございます。次も皆さんと一緒に楽しい時間が過ごせるように、また準備をたくさんして来たいと思います」とファンへの感謝を伝えた。
その想いを込めて、ドラマ「空港に行く道」OSTより「Only you」を歌い上げる。素朴であたたかいその歌声はやわらかく真っ直ぐに客席のファンへ向けられる。そのまなざしと優しい手は会場を埋め尽くすファンを指しながら、最後の最後まで彼のチャームポイントであるえくぼを浮かべた、笑顔あふれるイベントとなった。
ファンミーティングは昼夜2回公演が多い中、この日の公演は1度きり。その分内容は盛りだくさんで、ファンの気持ちも全力で、だけどどこか穏やかで優しい特別な時間を演出してくれたイ・サンユン。これからの充電期間の出来事も、いつかこの日のように楽しく聞かせてくれることだろう。そして次の作品ではどんな姿を見せてくれるのか、ドキドキなのかハラハラなのか、笑ってしまうのか泣けてしまうのか、どんな感動が待っているのか、期待は高まるばかりだ。
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