式典で万歳三唱する文大統領(前列左)と金正淑(キム・ジョンスク)夫人ら=15日、ソウル(聯合ニュース)
式典で万歳三唱する文大統領(前列左)と金正淑(キム・ジョンスク)夫人ら=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任してから初めてとなる光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)を迎え、韓国政府は15日、ソウルで記念式典を開催した。 世宗文化会館で行われた式典には、独立運動などに取り組んだ独立有功者やその遺族のほか、旧日本軍の慰安婦被害者、強制徴用の被害者、各国大使館関係者、市民など約3000人が参加した。 文大統領は演説で「朝鮮半島で再び戦争があってはならない」とし、「朝鮮半島での軍事行動は韓国だけが決定でき、誰であっても韓国の同意なく軍事行動を決定することはできない」と強調。その上で、「政府は全てをかけて戦争だけは防ぐ」との意思を示した。 またこれまでの9年間の保守政権が韓国の建国日を1948年8月15日としてきた問題について、今後は日本による植民地支配下にあった1919年の大韓民国臨時政府の樹立日を建国日とすべきとの立場を明確にした。 一方、各地の地方自治体は記念式典や文化公演などを開催した。西部の忠清南道・洪城では慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の除幕式が開かれた。 また各国に置かれた韓国大使館などの在外公館でも約80の記念行事が開かれ、在外同胞1万人余りが参加するとみられている。
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