韓国俳優ムン・ソングンとキム・ヨジンの合成写真を作成し流布した国家情報院2級職員で前職国家情報院心理戦団チーム長が11日、裁判に移された。(提供:news1)
韓国俳優ムン・ソングンとキム・ヨジンの合成写真を作成し流布した国家情報院2級職員で前職国家情報院心理戦団チーム長が11日、裁判に移された。(提供:news1)
韓国俳優ムン・ソングンとキム・ヨジンの合成写真を作成し流布した国家情報院2級職員で前職国家情報院心理戦団チーム長が11日、裁判に移された。李明博(イ・ミョンバク)政府時代、国家情報院の文化・芸術・放送界ブラックリスト疑惑に関連した被疑者に対する初の起訴だ。

 ソウル中央地検捜査チームはこの日、ムン・ソングンとキム・ヨジンがまるで不適切な関係を結んでいるかのような合成写真を作成し、インターネットを通して流布した当時、心理戦団チーム長(3級)だったユ某被告を拘束起訴したことを明らかにした。

 検察によると、ユ被告は2011年5月に合成写真を作成し、保守指向のインターネットサイトに流布し、彼らの名誉を傷つけた容疑(国家情報院法違反・情報通信網法相名誉毀損)を受けている。

 調査の結果、ウォン・セフン元国家情報院長らはムン・ソングンが2010年8月から2012年、総選挙・大統領選挙勝利向けた野党統合政治運動を活発に展開するとすぐに、ムン・ソングンの政治活動を邪魔しようとしたことが明らかになった。

 国家情報院はキム・ヨジンを任意に“左偏向”俳優に分類して管理してきたと伝えられた。去る2011年、国会放送文化振興会国政監査で公開されたMBCの別名“ソーシャルテイナー出演禁止法”では出演が禁止された芸能人リストにキム・ヨジンの名前が挙がった。

 ユ被告はムン・ソングンの政治活動を妨害し、キム・ヨジンのイメージダウンを図るため、ウォン元院長ら幹部の支持に沿い、所属の心理戦団チーム員らと合成写真を作成し、これをネット上に流布した。

 検察はムン・ソングンとキム・ヨジンを参考人として呼び、被害事例を調査した。ムン・ソングンは国家情報院に対して「李明博政権の水準がイルベ(極右指向のオンラインコミュニティ)と同じだったと思う」として処罰を要求した。

 検察は先月20日、ユ被告とソ某元チーム員に対し、情報通信網法相名誉毀損と国家情報院法相政治関与容疑で拘束令状を請求。ソウル中央地裁カン・ブヨン令状専門担当判事は同月22日、「逃亡および証拠隠滅の恐れがある」として、ユ被告の拘束令状を発布した。一方、ソ氏については「犯行の経緯、被疑者の地位および加担程度、住居および家族関係などを総合し、拘束の理由と必要性、相当性を認め難い」と令状を棄却した。

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