【仁川聯合ニュース】2018年平昌冬季五輪の開幕までちょうど100日となった1日、古代五輪発祥の地、ギリシャのオリンピア遺跡で採られた聖火が韓国に到着した。同日からリレーを開始し、平昌五輪開催年を示す2018キロを7500人の走者が聖火をつなぐ。走者の数は韓国と北朝鮮を合わせた人口7500万人を意味する。 10月24日に採火された聖火はギリシャ国内をリレーし、同31日、アテネのパナシナイコ競技場で平昌五輪の組織委員会に聖火を引き渡す式典が行われた。式典には組織委の李熙範(イ・ヒボム)委員長、文化体育観光部の都鍾煥(ト・ジョンファン)長官、2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート女子金メダリストで平昌五輪の広報大使を務めるキム・ヨナさんらが出席した。 ランタンに納められた聖火を乗せたチャーター機は、1日午前8時半に仁川国際空港の第2旅客ターミナルに到着した。五輪の聖火が韓国に入るのは1988年のソウル夏季五輪以来。まだ開業していない第2旅客ターミナルには朝早くから一般国民や開催地・江原道の住民、組織委やスポーツ関係者ら750人が集まり、聖火の到着を待った。 チャーター機から降ろされた聖火は臨時の聖火台に移され、平昌五輪広報大使の歌手インスニさんが聖火リレーのテーマソングを歌い雰囲気を盛り上げた。 聖火はリレーのスタート地点となる仁川大橋に移され、最初の走者となるフィギュアスケート女子の成長株、
ユ・ヨンさん(13)の手に渡される。ユさんは昨年、11歳で出場した国内大会でキム・ヨナさんが樹立した最年少優勝記録を塗り替えた。2022年北京冬季五輪でのメダル獲得が期待されている。 初日の聖火リレーは約20キロ区間を101人の走者がつなぎ、サポーターなどを含め2500人ほどが参加する。聖火はこの日夜に再びランタンに納められて南部の済州島に運ばれる。 聖火は来年2月9日、平昌五輪の開会式が開かれる北東部、江原道・平昌のオリンピックプラザの聖火台に点火される。
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