【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は1日、仁川国際空港で開かれた2018年平昌冬季五輪の聖火到着歓迎行事であいさつし、「平昌五輪は世界の平和と繁栄に寄与する」と述べた。 李首相は、先週ギリシャ・オリンピアで行われた聖火の採火式に立ち会った後、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長のほか、各国のオリンピック委員会トップと会談したと紹介。「その席で、平昌五輪は必ず成功すると確信した」と力を込めた。 また、聖火リレーでは7500人の走者が2018キロを走るが、これは2018年平昌五輪に南北朝鮮の7500万人の同胞が共に参加するという意味だと説明した。 李首相は、韓国で五輪が開かれるのは1988年以来30年ぶりだとした上で、「88年のソウル五輪によって大韓民国は世界に飛躍し、世界の冷戦体制は崩壊した」と評価。「平昌は世界平和と繁栄に寄与し、2020年東京五輪、2022年北京冬季五輪につなげて北東アジアと世界の平和と繁栄を一層堅固にする」と強調した。 あわせて「大韓民国は(世界の)皆さんに最善のおもてなしをする準備を終えた。気軽に平昌に来てほしい」とし、「平昌五輪の成功のために皆が気持ちを一つにしよう」と呼びかけた。 李首相はあいさつを述べた後、聖火リレーの最初の走者でフィギュアスケート女子の成長株、
ユ・ヨンさんに聖火を渡した。 ユさんは昨年、11歳で出場した国内大会で2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート女子金メダリストのキム・ヨナさんが樹立した最年少優勝記録を塗り替えたが、年齢制限のため平昌五輪には出場できない。
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