＜男子テニス＞ツアー初優勝のチョン・ヒョン 「喜びを想像しながら耐えてきた、幸せにシーズンを終える」

韓国男子テニスの”看板選手”チョン・ヒョン（21、世界ランキング54位）が、ことし新設された男子プロテニス（ATP）ネクストジェネレーション・ATPファイナルで人生初となる優勝を手にし、2017シーズンを締めくくった。

チョン・ヒョン の最新ニュースまとめ

　世界ランキング54位のチョン・ヒョンは去る12日（日本時間）、イタリア・ミラノで開催された大会決勝戦で、アンドレイ・ルブレフ（ロシア、37位）を3-1(3-4 4-3 4-2 4-2)で下した。

　決勝戦を逆転で勝利したチョン・ヒョンは、予選から決勝まで5勝全勝を記録し、優勝カップを手にした。韓国人選手がツアーで優勝するのは、2003年1月に開催されたアディダスインターナショナルでイ・ヒョンテクが達成して以降、14年ぶり。

　試合後、チョン・ヒョンは「ルブレフ選手が確実に、予選より良いコンディションだった」とし、「1セット目の結果に引きずられていたのだが、このまま負けたらきっと後悔すると思った。攻撃的なスタイルに変えて、ルブレフ選手が揺れたところで勝敗が覆ったようだ」と振り返った。

　また「昨年は負傷により、はやい段階でシーズンを終えることになってしまったが、喜べる日を想像しながら耐えてきた」とし、「ことしは、頭の中で描いていたことを一つずつ叶えられた。（優勝を手にして）シーズンを幸せな気持ちで終えることができた」と心境を明かし、笑顔をみせた。