キム・ジョンフン の最新ニュースまとめ
2017年1月にリリースした「Prologue~恋を呼ぶ唄~」から始まる2017年の活動を振り返る映像でライブスタート。三重県・志摩スペイン村で開催されたイベントでの楽しそうな表情や、済州島での写真展でファンと触れ合う様子が大切な思い出のアルバムのように次々と映しだされていく。ファンがその景色の余韻に浸っているところへ、たくさんのラインストーンが光を放つブラックのジャケット姿でJohn-Hoonがステージへ登場した。
バックにはバンドの生演奏を従えて「僕らなりの詩」をその優しい歌声で聴かせると、「みなさん、こんにちわー!John-Hoonです。今日はここ文化センターで、歌を歌って、そしてトークもして、楽しい時間を過ごすために僕はここに立っています。皆さん元気でしたか?」とファンとの再会を喜ぶJohn-Hoon。
早速、ことし7月に発売されたミニアルバム「記憶の香り」から、「Never Forget」、「眩しい記憶」、「君がいたから」を3曲続けて歌い上げる。高めのキーで甘く切なく響く珠玉のバラードたちに客席のファンもうっとりとその身を揺らした。
そして「韓国で友達とカラオケに行ったら最近必ず歌う曲」と自身がお気に入りだと話す韓国の歌手Ra. Dの「I’m in love」、そして尾崎豊の「I LOVE YOU」を韓国語バージョンで披露する。「I LOVE YOU」の最後のサビでは日本語の歌詞で締めくくりファンの心をぐっと掴む。やわらかく揺らぐビブラートで大人の恋を表現するその歌唱力はますます深みを増していくようだ。
歌い終え、拍手喝さいの客席に満足げな笑顔を向けながらも「どうでしたか?実は韓国でこの2曲を歌うと『I’m in love』の方が拍手が大きいんですけど、皆さんは知らない曲だから(笑)」とひねくれたことを言うのもJohn-Hoon王子のご愛嬌。
「次は『いますぐに…』という曲をちょっと早く、楽しくアレンジしたバージョンと、『きれいになったね』を2曲続けて聴いてください」と矢継ぎ早に曲数を重ねるJohn-Hoonに合わせて、バックバンドもその音色を鮮やかに変えていく。
「二人記念日」ではキーボードとアコースティックギターだけの編成で歌声を際立たせたかと思えば、「Prologue~恋を呼ぶ唄~」ではそこにドラムとベースが加わり、美しいファルセットを厚みを増した演奏で支える。
そして1曲歌い終えるごとに「ありがとうございました」という言葉と丁寧に深々と頭を下げるJohn-Hoonへは惜しみない拍手と歓声が何度も贈られた。
そんなファンの気持ちをさらに盛り上げるように「愛のうた」では客席へマイクを向けるJohn-Hoon。「歌う時あんまりこう(マイクを向けたり)しないんですけど、今日はちょっと疲れちゃって(笑)皆さん一緒に歌いましたね?」と茶目っ気を見せて客席の笑いを誘う。
続けて披露した「会いたい」そして「サイレント・イヴ」のカバーについて、「日本でデビューしたばかりの頃歌った曲」と振り返り、「いつも緊張してて、毎日眠れなかったりして…そんな10年前の気持ちが今思い出されました。韓国の曲を歌うのも好きですけど、日本の昔の曲も好きな曲がたくさんあるのでいっぱいカバーしたいなぁと思います」と語った。
遠き日々に思いを馳せる温かみのあるバラード「一日~ハル~」から、ファンもノリノリでダンスするアップテンポのナンバー「波~パド~2017」へと続き、ライブ本編最後は「皆さんに出会った日のことを思いながら歌いますので聴いてください」と「君に出会った日から」で締めくくる。これにさらにアンコール2曲を追加して、ライブパートでの演奏曲はなんと全18曲!コミカルなおしゃべりを挟みながら、これだけの曲数を歌い上げたとは思えないほど瞬く間に過ぎた時間。お腹いっぱいで大満足な気もする、もっともっと聴きたい、聴かせて欲しい気もする、そんなJohn-Hoonマジックの虜になったファンは途切れることなく彼の名前を呼び、大きな拍手で彼をステージに呼び戻した。
再び現れたJohn-Hoonは、“コタツにみかん”、“スウェットにジャージ”という日本の冬ごもりスタイルでファンを驚かせる。「寒いなぁ~」と言いながらみかんを頬張っているところへ来客を告げるチャイムが響いて、John-Hoonの古い友人でもあり、彼を「兄さん」と慕うMCの藤原倫己が登場し、トークパートの開始となった。
コタツに入り、まったりと本音トークで2017年の活動を振り返る2人。
「スペイン村でのイベントはなんでスペイン村を選んだの?兄さん」、「いつも王子様みたいなコンセプトだから、悪い海賊になりたいなーと思って。スペイン村で海賊になってゲームしたりしました。本当に楽しかったですね」と、もちろん会話はほぼすべて日本語で。
「10月には済州島で写真展?済州島いいな~」、「済州島は僕もあんまり行かないから、いっぱい食べた。タチウオとか、黒豚とか」などなど。
そんなアットホームな雰囲気の中、John-Hoonのプライベートに迫るおしゃべりも。
「兄さん、出会って10年以上経つのになんでずっと体形変わらないんですか?」、「僕は運動、一生懸命やってる。食べるのが本当に好きで、運動しないと太るから。いっぱい食べていっぱい運動するから、プラスマイナスゼロ。本当はもっと痩せたい。その方がかっこいいから」とJohn-Hoonが打ち明けると、客席からは「今も充分かっこいい!」という声が飛ぶ。
ことし日本でリリースした新曲のレコーディングについて尋ねられると、「タ イトル曲の『Prologue~恋を呼ぶ唄~』と『Never Forget』は、レコーディングをする前にガイドを聴いた時から好きになった。ほとんどの曲はレコーディングをしながらだんだん好きになるけど、この2曲は曲をもらった時から好きだった。だからレコーディングをする時にもその気持ちを込めた」と、運命的な曲との出会いを振り返った。
前半で18曲を歌いこなしたJohn-Hoonに、MCの藤原倫己が「大変だなぁ~。疲れてるんじゃない、兄さん?」問いかけると、こたつで居眠りを始める本日の主役。「本当に暖かい、これ。コタツ?寝ちゃダメ?」というショートコントの後、コタツは撤収されてしまう。
まったりモードはこれにて終了。続いては抽選で選ばれたファンにライブパートの感想を聞きながら、John-Hoonファン歴や好きなポイントをインタビュー。
ライブパートの18曲「全部良かったです」と答えたファンには、「僕もそう思います(笑)今日調子が良かった。1曲くらい失敗するけど、今日はしなかった」とまんざらでもない表情を浮かべて冗談を交わす。
John-Hoonの魅力について「やはり歌声が」と話すファンには「僕、歌上手ですか?」と返したり、好きな曲に「Blue Moon」をファンが挙げると、「『Blue Moon』は、軍隊に入る前の最後の歌だから特別な思いがあります。でもこの曲は正直僕のスタイルとはちょっと違うかなと思ってて(笑)ファンの皆さんからはいつもすごいリクエストがありますね」と、マイペースなJohn-Hoonのやりとりに客席からは笑いが絶えない。
“正解”という意味で「ピンポンです」と言ったファンに、「ピンポン?何語ですか?」と反応、その意味を覚えると、続いてのコーナーへのふりで「忘年会に欠かせないものは?」という問いに正解の「ケーキ」と答えたファンに「ピンポン!」と早速新しく覚えた単語を使って会場を沸かすなど、ファンとのコミュニケーションを率先してとろうとするサービス精神にはファンも大喜びだ。
そしてその「ケーキ」のふりから始まったのは、“John-Hoonパティシエ”によるケーキのデコレーションコーナー。とはいえ、スウィーツ作りはドラマ「宮」の撮影時以来とのこと。 甘いものもあまり好まないとのことで、客席のファンが心なしか不安げな表情で見守る中、「完成したものを見たらみんな驚くと思う」と自信たっぷりに用意されたフルーツやチョコレートのデコペンなどを駆使してケーキをデコレーションしていくJohn-Hoon。ケーキの中央に数字の「12」をかたどったキャンドルを立てて、「やっぱり“12回目の冬”だから、“12”がポイント。12といえば、僕たちの生活にいっぱいある数字だから。1年は12か月だし、1時から12時まであるし、干支も12で」とケーキのコンセプトを解説し始める。ケーキの上に並べられたイチゴやブルーベリー、ポッキーの数はみんな“12”。「色々な素材のものが12個あって、それが僕らの12年で色々な性格の人たちが出会ったということを意味している」と見事にまとめ上げる聡明さを見せ、驚きと感動を呼んだ。
そうして完成したケーキとともに、客席をバックに記念撮影。今回のイベントロゴがプリントされたJohn-Hoonカラーの青い風船を手にしたファンとの思い出を刻んだ。
韓国ではこの年末年始に放送されるバラエティー番組に出演する予定、そして来年には新たなドラマ出演のお知らせもできるかもと、今後の予定を語ってくれたJohn-Hoon。
「日本でデビューして12回の冬を過ごしましたが、初めて来た時はすごい緊張して、皆さんの顔も見えないくらいでしたが、今は皆さんの顔が見えます。その理由は僕たちの12年間という時間があって、その中でできた関係性と言えるかもしれない。これからも演技も、歌も一生懸命するJohn-Hoonになるために頑張りますので、皆さんも応援してください。そして健康に気を付けてください。ありがとうございました!皆さん、よいお年を!」と、最後まで流ちょうな日本語でファンへの思いを告げステージを後にする姿は、12年という年月が紡いできたファンとの確かな絆が、まだまだ続いていく新しい未来へとJohn-Hoonの背中を押しているようだった。
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