【世宗聯合ニュース】韓国の海洋水産部は28日、2014年に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の船内から17日に見つかり、22日に存在が明らかになった骨について、既に遺骨が見つかっていた
イ・ヨンスクさんのものと確認されたと発表した。 同部は「17日に見つかった遺骨を国立科学捜査研究院へ22日にDNA分析を依頼したところ、イさんのものと確認されたとの連絡を受けた」と発表した。 イさんの遺骨は5月22日にセウォル号3階船尾左舷の客室から救命チョッキとともに発見され、先月に家族が葬儀を行っていた。 事故では299人が亡くなり、依然として5人が行方不明となっている。今月17日に人骨とみられる骨が見つかったにもかかわらず22日まで公表されなかったことについては、セウォル号が引き揚げられた木浦港で遺骨の発見を待っていた家族らが16日に同港を去り、18~20日に葬儀を行うと表明したため、さらなる捜索を求める世論が高まらないよう海洋水産部が骨が見つかった事実を隠蔽(いんぺい)した疑惑が浮上している。 同部は23日に発表した1回目の調査結果で、李哲朝(イ・チョルジョ)現場収拾本部長が金栄春(キム・ヨンチュン)長官に、「(骨片は)これまで遺骨が見つかった犠牲者のものである可能性が極めて高い」と報告したと説明していた。
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