【ソウル聯合ニュース】自殺した建設会社元会長から裏金を受け取ったとして政治資金法違反の罪に問われた韓国最大野党「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表の無罪が22日、大法院(最高裁)で確定した。 洪氏は与党だったハンナラ党(現自由韓国党)の代表選を控えた2011年6月、建設会社元会長の成完鍾(ソン・ワンジョン)氏の側近を通して違法な政治資金1億ウォン(現在のレートで約1050万円)を受け取った罪に問われた。一審は16年9月、賄賂を届けたとする側近の証言を基に懲役1年6カ月、追徴金1億ウォンの有罪判決を言い渡したが、洪氏が現職の道知事だったことから身柄の拘束はしなかった。二審は側近の証言には抽象的な部分が多く虚偽の可能性があるとして無罪とし、大法院もこの判断を支持した。 資源開発に絡む不正疑惑で捜査を受けていた成氏は15年4月に自殺する直前、新聞社の記者に洪氏や当時の首相の李完九(
イ・ワング)氏をはじめとする政治家に金銭を渡したと主張した。検察は成氏が残した名前と金額を記したメモなどを踏まえ、同年7月に慶尚南道知事だった洪氏と首相を辞任した李氏を政治資金法違反の罪で在宅起訴した。 李氏もこの日、大法院で二審の無罪判決が確定した。
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