ハン・スンヨン
ハン・スンヨン
<B>―日本の衛星劇場で「青春時代」が12月から放送され、2月からは「青春時代」が日本初放送されます。まず、この作品が日本で放送される感想を教えてください。</b>
いよいよ日本でも私たちのドラマをお見せすることができて、とてもうれしいです。すごく疲れてしまう日常生活の中ではファンタジーもいいかもしれませんが、皆さんにもっと身近に感じてもらえる、青春時代を過ごす若者たちが描かれたドラマです。彼らに温かく癒やされてくださいね。

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<B>―「青春時代」は、女子大生が現実と将来について悩む姿をリアルに描き、大きな共感を呼んだドラマです。まず、シーズン1に出演を決めた最大の理由を教えてください。</b>
女性5人の共同生活、というフレーズは、私にはとても聞き慣れている身近なフレーズです。最初は、イェウンという役になるかわからない状況でミーティングに臨んだのですが、イェウン役が決まってからは、ひょっとしたらこれまでアイドルとして生活してきたハン・スンヨンをうまく役に落とし込めれば、魅力的なイェウンになるのではないかと思ったんです。

<B>―最初にシーズン1、シーズン2のそれぞれのシナリオを読んだときの感想を教えてください。</b>
シーズン1を初めて読んだときは、他の韓国ドラマとはまったく違った感じを受けました。仰々しい出生の秘密や切なる愛がなくて、とてもさっぱりとして現実的。だから魅力的でした。カッコよくて完璧な男がメインのストーリーではない点も良かったです。
シーズン2は、シーズン1が終わってから台本を読んだときよりも、放送で見たときにハウスメイトたちの友情が思ったよりも強く見せられていると感じました。もちろん、共演者同士もそれほど仲が良かったのですが。イェウンは個人的には、シーズン1でもっとも残念なエンディングを迎えたので、次の物語では役者としてとても面白い演技ができるチャンスだと考えましたし、実は台本を読む前に出演は決めていました。

<B>―スンヨンさんが演じるチョン・イェウンとご本人との共通点と相違点を教えてください。</b>
イェウンとハン・スンヨンは全然違います。最初のミーティングのときにもした話ですが、このキャラクターと私はピンクを好むという点以外は、似ているところが一つもありません。他人のことに過度な関心を持っている点、他人の物を何も言わずに使ったり、非常に単純に人を判断してしまったり、恋愛における自尊心が低いという点まで全然違いますね。でもアイドルとしてのハン・スンヨンは、イェウンと似ているところがあります。愛されたいという気持ちがすべての行動に出てしまうんです。表情、話し方、行動、スタイル、歩き方まで一つ一つがきれいに見えるようにし、愛されるために作ったものとも言えます。だからある意味では、本当に憎らしいイェウンがハウスメイトの一員として溶け込むことができたのは、そういった点が重大な部分だったと思います。

<B>―シーズン1では恋人との関係で悩んでいるイェウンが涙を流すシーンが印象的でした。そんなシーンだけでなく、スンヨンさんが最も記憶に残ったシーンを1、2に関係なく教えてください。 </b>
印象に残っているシーンはとても多いです。1、2の両方で、いつも暴力的なシーンにはイェウンがいました。それがイェウンの性格的な変化を迎えることになる、大きな転換点としての働きもしているんです。
シーズン2でホチャンと果樹園で夜の散歩をするシーンも好きです。イェウンをイェウンでないようにしてしまうような様々な状況が過ぎ去り、ようやくホチャンと一緒に本来のイェウンの姿、もともとのイェウンがあるべき姿に戻っていく道という感じを強く受けたシーンでした。

<B>―「青春時代2」で再び「ベルエポック」のルームメイトたちと一緒に出演すると聞いたときどんな気持ちでしたか?</b>
幸せな気分でした。シーズン2のように続編が作られるのは、韓国ではよくあることではないんです。昨年の夏の思い出を再び思い出しましたね。本当にもう一度ベルエポックに戻るなんて!撮影初日まで、まだ信じられない気分でした。

<B>―「ベルエポック」のルームメイトと一緒に出演されたシーンが多く、非常に楽しい雰囲気を感じました。同年代の女優たちとの共演はいかがでしたか?面白いエピソードがあれば教えてください。</b>
雑談が多かったですね。撮影の合間の私語が本当に多かったです!(笑)ショッピングの話から、男性、グルメ、お酒、旅行、演技の話などなど、本当にいろんな話をしますね。本当に友達ですよね。早めに撮影セットに来て、モニターを見ながら冗談を言ったり、セットの近くにある美味しいお店の話をお互いにしたら、実際にそのお店に行くこともありました。
シーズン2でチャン・フンが宅配便を持ってくるシーンでは、イェウンとジウォンの瞳を転がすリズムと方向がまったく同じでした。そんなに同じだとは全然知らなかったので、放送を見てすごく笑ってしまいました。どうやって2人がまったく同じ動きをすることができたんだろうと…。その他にも、身長のせいで面白いこともたくさんありましたね。

<B>―現場で特に仲が良かった共演者は?撮影後も連絡したりする方はいますか?</b>
みんな全員仲良しですね、本当に。ドラマが終わった後も、一緒にお酒を飲みに行ったり、映画や公演を見に行ったりしています。

<B>―このドラマは単純な青春ドラマではなく、カップル間での暴力や脅迫など、さまざまな事件も起き、現実社会のシリアスな一面も描きました。そんなシーンを撮りながら、このような現実に対して正直どう思いましたか?</b>
韓国のニュース番組で、私が出演したシーンが資料映像としてたくさん使われましたよ。デート暴力と言われると少し他人事のような気がしますよね。想像もしにくいし。でもそれがどのくらい怖いことなのか、たくさんの方々にお伝えするうえで、私たちのドラマが多少なりとも手助けになり良かったのではないかと思います。デート暴力とはどういうものなのか、自分でも知らないあいだにいつの間にか被害者になっていることもあるかもしれません。多くの方々が関心と警戒心を持って、少しでも安全に暮らせる社会になったらと思います。とても悲しいですよね。恋愛をするのにも“安全”という言葉を使わないといけないことが。

<B>―とても深みのあるセリフが多かったですが、一番記憶に残っているセリフを教えてください。</b>
正直なところ…、イェウンのキャラクター上、誰かを慰めるよりも誰かに慰められるシチュエーションが多かったです。ハウスメイトたちがお互いの名前を呼ぶとき。そのときが一番幸せです。同じ名前を呼ぶだけなのに、その時々で本当にいろんな感情が含まれています。

<B>―女優としての活動も活発にされていますが、今後やってみたい役割や出演したいジャンルなどを教えてください。</b>
少しミステリアスで怪しいキャラクターを演じてみたいです。口数もあまり多くない役です。

<B>―スンヨンさんが考える「青春時代」シーズン1、2の見どころや魅力はどこですか?それぞれお答えください。</b>
世知辛い世の中で、他人同士だった若者たちが友達になり生き抜いていく過程の物語だと思います。遠くにあるお話ではなく、自分の横にいる友達のように感じられる温かいドラマだと思います。皆さんも“ハメ(ハウスメイト)”のメンバーになってくださいね!

<B>―「ラストロマンス」も2月から衛星劇場で日本初放送されます。このドラマは、どんなドラマなのか、見どころとともに教えてください。</b>
トップスターのチ・ソルの熱烈なファンであり、余命いくばくもない主人公のペクセが、ドンジュンというチ・ソルとまったく同じ外見の人物と、人生の最期を共に迎えるという内容です。余命わずかにもかかわらず愉快で溌剌としていて、不思議なドラマですね。韓国の有名なドラマのパロディもたくさん盛り込まれています。主人公のペクセがすごくうらやましいと思って、出演を決めました。それだけ皆さんの柔らかくなめらかな感性を引き出してくれるドラマです。

<B>―最後に、日本のファンの方々にメッセージをお願いします。</b>
このように「青春時代」、「青春時代2」、「ラストロマンス」の3本のドラマで、皆さんにご挨拶ができてとても幸せです。寒い冬ですが、心だけは暖かくなれるドラマだと思います。なにとぞ新年はたくさんの福をもらって、今年一年もたくさんの韓国のコンテンツに関心を持っていただければ幸いです。ありがとうございました。


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