【ソウル聯合ニュース】韓国で社会的にセクハラや性犯罪の被害を告発する「Me too(私も)」運動が広がる中、与党「共に民主党」の有力者である安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事(53)の女性の広報秘書が5日、安氏から性的暴行を受けたと主張し、波紋を呼んでいる。安氏は若者を中心に高い人気を博しており、与党の次期大統領候補の一人としても名前が挙がっている人物だ。 女性は総合編成チャンネル・JTBCのニュース番組に出演し、安氏から昨年6月から8カ月間、4回にわたって性的暴行を受けたと主張した。複数のセクハラ行為もあったという。主に海外出張の際に被害を受けたという。 女性は昨年4月から随行秘書を務め、今年初めに広報秘書になった。 女性は「安知事はMe too運動が社会的な問題になっていた先月、『傷つけたことに気付いた』と謝罪した」とした上で、「だが、その日も性的暴行が行われ、これ以上は耐えられないと判断した」と暴露した。 JTBCによると、安氏側は「秘書と不適切な性的関係があったことは認めるが、合意の上での関係だった」とし、「強圧や暴力はなかった」と釈明した。 女性は6日、安氏を性的暴行の疑いで検察に告発するという。
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