ユ・ヘジン の最新ニュースまとめ
そこで今回は、往年の名作バディムービー2作品と「コンフィデンシャル/共助」を比較検証しながら、ご紹介!
「コンフィデンシャル/共助」は、北のエリート刑事・チョルリョンが南の熱血刑事・ジンテと謎の犯罪組織を追いながら、ド派手なアクションが繰り広げられていくエンターテインメント作品。北と南、社会主義と民主主義の共闘、この設定を聞いて思いつくのは…そう「レッドブル」!
本作とまったく同様の設定の映画が30年前のアメリカでも公開されている。「レッドブル」の舞台は、アメリカ。そこにモスクワ警察の中でも超人的な肉体と徹底した捜査で行うイワン・ダンコーをアーノルド・シュワルツェネッガーが演じている。アメリカと当時のソ連を又にかける巨大麻薬組織のボス・ビクターを追い、シカゴに降り立ったシュワルツェネッガーがアメリカを舞台に大暴れする本作。いかにも彼らしい役柄だが、注目すべきはその背景!当時のソビエト連邦は、それまでのアメリカでも徹底して「悪」の象徴として描かれていた。しかし、「レッドブル」では撮影からソビエト連邦内にて行ったり、決して交わることのない2つの国の刑事同士が事件究明という一つの目標に向かっていくというストーリー展開にすることで見事にエンターテインメントとして仕上がっている。
また、本作「コンフィデンシャル/共助」の注目ポイントとして挙げられるのが、ハードなアクションに加え、緩急をつけるべく描かれている家族団らんシーンも注目ポイントの一つ!北のエリート刑事・チョルリョンは犯罪組織に愛する妻を殺され、復讐を遂げるべく韓国での共助捜査を行うが、捜査期間中、南の熱血刑事・ジンテの家で寝泊まりをすることになる。ジンテには妻子もいて、絵に描いたような幸せがそこにはあった。最初は仏頂面のチョルリョンも毎日食卓を囲み、ジンテの家族と会話を交わすことで段々と心を開き、次第に二人の間で相棒としての絆が築かれていく。
心の荒んだ刑事が相棒の刑事とその家族に触発されて、段々とバディとしての絆を気づいていく映画といえば、浮かぶのはこちら!「リーサル・ウェポン」!!
この「リーサル・ウェポン」では妻を事故で亡くし、失意の刑事・リッグスをメル・ギブソンが、狂気の沙汰ともとれる方法で事件解決をする破天荒な刑事を演じている。そんな彼の新たな相棒として共に捜査に当たる刑事をダニー・クローバーが縁の下の力持ちとしての存在感を醸し出している。劇中、冒頭では目覚める度に拳銃を顔に向け、安心とは程遠いリッグスをダニーが我が家に招き入れ、コミュニケーションを図るシーンは「コンフィデンシャル/共助」とも共通する二人のバディとしての絆が育まれる瞬間である。そうして最後には敵のボスを二人で仕留めてフィニッシュを迎える。これらの胸を熱くさせる展開は王道バディムービーの鉄則とも言える。
以上で紹介した往年の王道バディムービーを新たに塗り替える形で、2月9日(金)公開された「コンフィデンシャル/共助」。前述もしているとおり、見どころはなんといっても北のエリート刑事を演じるヒョンビンの本格アクション。近年のアクション映画のトレンドでもある格闘術のシステマを取り入れたアクションシーンは見応え抜群!中には意外な武器で敵をバッタバッタと倒すシーンも?!
また、本編後半では敵とのカーチェイスシーンでは、銃撃戦はもちろんのこと、トンネル内にて一般車両を巻き込んで繰り広げられるカーアクションシーンは、もはやアジア映画の枠を超えて、ハリウッド顔負けのチェイスシーンとなっている。
こうした派手なアクションと共にヒョンビンとユ・ヘジンが織りなすバディならではのコミカルなやりとりや、バディとして二人が完成されていく様子も魅力の一つ。そして、絶妙なバランスで均衡が保たれている北朝鮮と韓国を忠実に描きながら、バディムービーならではの胸アツなエンターテインメント作品として仕上がっている本作。
新生・王道バディムービー『コンフィデンシャル/共助』に注目だ。
【STORY】
北朝鮮の刑事イム・チョルリョン(ヒョンビン)は極秘任務を遂行中、上官チャ・ギソン(キム・ジュヒョク)の裏切りにより仲間と妻を殺されてしまう。組織は世界を揺るがす機密を盗み、韓国へと逃亡。それを秘密裏に取り返さなくてはならない北朝鮮はチョルリョンをソウルに派遣する。国際犯罪者の逮捕要請を受けた韓国側は庶民派熱血刑事カン・ジンテ(ユ・ヘジン)を任務にあたらせ、歴史上初の“南北共助捜査”を契約する。しかし、韓国は北朝鮮の真の思惑を探るべく捜査を偽装してジンテにチョルリョンの密着監視を命じていた。かくして出会うはずのなかった刑事コンビはそれぞれの思惑を持ちつつ凶悪な犯罪組織との戦いに身を投じていく―。
監督:キム・ソンフン 出演:ヒョンビン、ユ・ヘジン、キム・ジュヒョク、ユナ(少女時代)ほか
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配給:ツイン
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