とぼけた青年キム・レウォンが、荒々しい目つきで 50対1の格闘を行った。

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普段はやさしい笑顔を見せているミルキーボーイ、キム・レウォンだが、角材を持った素早い後姿は、意外に頼もしい。

6日午後3時、衿川区(クムチョング)始興洞(シフンドン)の工具商店街で映画『ミスター・ソクラテス』(監督:チェ・ジノン/制作:カレッジフィルム、オジョンフィルム)の撮影に専念しているキム・レウォンは“やさしい男”のイメージを脱ぎ捨て、“タチの悪いチンピラ”ク・ドンヒョクに没頭した。

この日、マスコミに公開されたシーンは、主人公キム・レウォンとイ・ジョンヒョクが鉄パイプと角材、チェーンで武装した100人余りの組織員と死闘をする“立ち回り”のシーン。

戦闘体制を整えながらウォーミングアップし、リハーサルに参加したキム・レウォンは、すでに提川(ジェチョン)で済ませた50 対 1の空身格闘を思い浮かべ、ことさら余裕のある表情を見せた。

しかし、一番大変だったシーンを問う質問にはためらいなく「50対1の対決シーンと今日撮影を控えたシーン」「アクションシーンは本当に難しい」と本音を漏らした。

「アクションシーンのために特に備えてはいない」と明らかにしたキム・レウォンは「元々運動が好きで、現場でそのままぶつかろうと思った。でも、思ったより簡単ではない」と難色を示す。
続けて彼は「僕が演じるク・ドンヒョクという人物は、正義・法・義理など、世の中のどんなルールも通じない反抗的なキャラクター」「僕が一度は夢見て来た人物を演じられてとても嬉しい」と明るく笑った。

独特のタイトルについては「何事もものともせずに適当に生きる奴が刑事になり、唯一の哲学ができる話。その哲学とは、ソクラテスの“悪法も法なり”」と説明。

その他、演技派カン・シニル、『グリーンローズ』のイ・ジョンヒョク、『裸足』のユン・テヨン、個性満点のオ・クァンロクなど実力のある助演たちが大挙登場し、男たちばかりの濃いカリスマ対決を繰り広げる予定だ。

親兄弟はもちろん友達まで売り飛ばす悪質なチンピラが、組職によって強力係刑事に育てられるという内容の犯罪アクション『ミスター・ソクラテス』は、来たる10月公開。

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