韓国政府、脱北した北朝鮮レストラン従業員ら送還の可能性に「内容を綿密に検討」
韓国政府、脱北した北朝鮮レストラン従業員ら送還の可能性に「内容を綿密に検討」
韓国統一部は14日、2年前に中国の北朝鮮レストランで働いていた従業員らが集団で脱北した件で、脱北者らを北朝鮮へ送還する可能性について「同件と関連し、放送の内容を綿密に検討する」と明かした。

 ペク・テヒョン統一部報道官はこの日、定例ブリーフィングで、13人の脱北従業員らを含む韓国国籍を取得した脱北者らの送還の可能性について「韓国政府の正確な立場を説明してほしい」との質問に、このように応じた。

 ペク報道官は「私は、送還について話したことはない」とし、「放送内容について綿密に検討する。私がいま、この場で話せるのはここまで」と回答。送還の可能性が「ない」と明白に答えることもなかった。

 これを前に、JTBC「イ・ギュヨンのスポットライト」は去る10日、2016年4月7日、中国の北朝鮮レストランから脱北した支配人ホ・ガンイルさんのインタビュー内容を放送。

 この報道によると、ホさんは脱北当時、従業員12人が自らの意思で脱北したという政府の発表とは異なり、目的地を知らされないまま国家情報院関係者に連れられて来たと主張。また、他の従業員はインタビューで「いまからでも行けるのであれば、母のもとへ帰りたい」と話した。


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