チャ・ボムグンもホ・ジョンムも、元韓国代表監督らが口をそろえて「ソン・フンミン、彼はレベルが違う」

韓国にとって初のワールドカップとなった1954年スイス大会以降、去る2014年ブラジルワールドカップまで、韓国代表チームが参加した9回の本戦で31試合を戦った。獲得したゴールは、試合数と同一の31ゴールだった。

ソン・フンミン の最新ニュースまとめ

　記録が物語る韓国サッカーの現実。韓国よりはるかに強いチームを相手にするワールドカップ本戦で、韓国の可能なゴール数は1試合＝1得意のみということだ。実際、ワールドカップの1試合であげた最多ゴールは、2ゴールに留まっている。多くのチャンスも、多得点の期待も難しい。反対に、2失点以上を相手に奪われてしまえば、勝利はおろか引き分けさえ厳しいと解釈できるのだ。

　このような状況で、韓国サッカーのレジェンド＝チャ・ボムグン元代表監督とホ・ジョンム韓国プロサッカー連盟副総裁らが期待する選手として口をそろえるのは「ソン・フンミン」だった。

　チャ・ボムグンは「ワールドカップの舞台でソン・フンミンは、相手の集中マークを受けるのは確実。韓国チームのトップクラス選手だからだ。彼は自ら、相手選手が自分を厳しくマークすることを覚悟しなければならない。勝つために、戦わなければならない」とし、「厳しくても、打ち克つのは自分自身」とエールをおくった。

　また「ソン・フンミンがシュート10回中、1ゴールでも決めれば、勝つ確率が高まる」とし、「彼が私（チャ・ボムグン）の記録をすべて塗り替えたのだ。彼ならできる」と信頼を寄せた。

　ホ副総裁は「世界ランキング1位のドイツは、最強であることに間違いはない。しかし、スウェーデンやメキシコとは十分に戦える」とし、「特に、スウェーデンは、韓国を倒せなければ16強進出は難しい。よって、絶対に勝とうとプレッシャーを感じて意気込むはず。これをうまく利用して、良い結果を得ることもできる」とアドバイス。

　その上で、チャ・ボムグン元監督と同様に「ソン・フンミンはレベルが違う。世界レベルに到達していると評価できる」とし、韓国のベスト16進出を叶える”キーパーソン”と期待を高めた。