今年の夏、韓国映画界のピンチヒッターとして大きな期待を一身に浴びているイ・ヨンエ主演、パク・チャヌク監督の新作“親切なクムジャさん”(製作:モホフィルム)、超豪華ゲスト出演軍団が登場し、話題を呼んでいる。
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すでにベテラン俳優チェ・ミンシクが助演級なのにもかかわらず、この作品に出演したことはよく知られている事実。
しかし18日、マスコミに公開された『親切なクムジャさん』には、俗に言う“パク・チャヌクファミリー”と呼ばれる映画界のスターたちが総出動し、復讐3部作シリーズの待望の完結編を豪華に飾り、予想外の喜びを与えた。
パク監督の前作『復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』の、シン・ハギュン、ソン・ガンホ、カン・ヘジョン、ユ・ジテ、ユン・ジンソらが気づかれないように映画のところどころにサプライズ登場したもの。
これについて「絶対影響力を誇示しようとするのではない」と先手を打ったパク監督は、「俳優たちに純粋な意図で手伝ってくれとお願いしたところ、皆快く承諾してくれた」と、てれくさそうな表情で口を開いた。
続けてパク監督は「連関性がなかった以前の復讐シリーズの主人公を一ヶ所に集めることによって、3編のストーリーがひとつにくくられる重要な連結部分」と特別な意味を与えた。
当初は、先に言及したチェ・ミンシクもこうした脈略で特別出演を考慮したとのこと。また、彼が“ペク先生”役には極悪非道なキャラクターの新鮮さを活かすためにも、スクリーンで一度も見られなかった40代の男をキャスティングしようとしたと明かした。
しかしパク監督は、「ペク先生の役割には外見より検証された演技力が切実に必要だったので演技派俳優チェ・ミンシクとまた手を組むことになった」と説明。
おかげで『オールド・ボーイ』で復讐の刃を研ぎ、犬のようにユ・ジテの靴を舐めたチェ・ミンシクは、今回の作品では生きる悪の化身に急変し、意外にも2回連続して人の面をつけた犬(?)になった。
パク監督は「当時、TVドラマの撮影で、とても時間を作ることができなかったペ・ドゥナだけが唯一“クムジャさん”に参加できなかった」と残念がったあと、「都合よく皆忙しくなかったので奇跡みたいなことが実現した」と所感を述べた。
同時にパク監督は、「代行出演の約束を受け入れる時、映画広報には絶対利用しないと固く心に決めた」とそっと付け加えた。
一際目立って観客と疎通することに不親切だったパク監督が、優しいイ・ヨンエと一緒にどれくらい型破りな変身を試みたのか、その結果は来たる29日、直接確認することができる。
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