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現代グループによると、同グループ傘下の現代峨山は30日、北朝鮮の対韓国窓口機関、朝鮮アジア太平洋平和委員会から追悼式出席者の訪問同意書を受け取った後、統一部への訪朝申請を行った。
現代グループは今月初め、統一部に提出した北朝鮮住民との接触申請案が承認され、金剛山での追悼式開催について北朝鮮側と協議を行ってきた。
統一部が訪朝を承認した場合、鄭氏の妻の玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)現代グループ会長、李栄夏(イ・ヨンハ)現代峨山代表取締役ら15人が来月3日に訪朝し、追悼式を行う計画だ。
鄭氏はグループの創始者、故鄭周永(チョン・ジュヨン)氏の5男。父の意を受け、1998年に北朝鮮と金剛山観光を実施するための事業契約を締結。同年11月に同事業が始まった。しかし、金剛山観光は2008年7月11日に韓国人観光客が北朝鮮兵により射殺された事件を受けて翌日から中断された。
同グループは03年8月に鄭氏が死去して以降、金剛山・温井閣の向かいにある鄭氏の追悼碑前で追悼式を毎年開いていたが、16年は北朝鮮の核実験などに伴う南北関係の冷え込みを受けて訪朝を申請しなかった。昨年は統一部から接触の承認を受け、北朝鮮側に式開催の意向を伝えたが、北朝鮮側が難色を示したため開催に至らなかった。
これまで玄氏が金剛山での追悼式に出席したのは09年、13年、14年の3回。統一部の承認が下りれば、4年ぶりに訪朝することになる。北朝鮮高官と会い、金剛山観光の再開などについて意見交換を行うのではないかとの見方も出ている。
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