Ｓ．Ｅ．Ｓ．シューに詐欺容疑　ギャンブルで多額の借金

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル東部地検は３日、３人組女性グループＳ．Ｅ．Ｓ．（エスイーエス）のシューさん（３６）が今年６月にソウル市内のホテルのカジノで２人からそれぞれ３億５０００万ウォン（約３４７０万円）と２億５０００万ウォンを借り、返さなかったとして詐欺容疑で捜査していることを明らかにした。　検察は、金を貸した２人がシューさんを告訴したことを受けて捜査に着手した。　シューさんがギャンブルのために借金をしたとされることから、検察は詐欺だけでなく賭博容疑の適用も検討するもようだ。　このカジノには韓国人の出入りが禁じられているが、シューさんは日本出身のため出入りが可能だ。　シューさんは一連の報道が出た後、メディアのインタビューに応じ、告訴されたことを認めた。ネット上で同じグループのユジンさんの関与が疑われていることを知り、事実を公表することを決心したという。　シューさんは「知人と訪れたホテルで偶然カジノに入った。信じてもらえるか分からないが、永住権を持つ人が韓国でカジノに入場できるという事実も当時初めて知ったほど、ギャンブルやカジノに対して無知な状態だった。好奇心で初めて訪問した」と説明した。　また「ルールもよく知らない状況で大金を失って借金を負い、高い利子を返済できない悪循環が繰り返された」と告白。「６億ウォンという大きな金額を借りたのは事実だが、全額をギャンブルの資金に使ったわけではない」とし、「個人的にやむを得ない事情で借りた金も含まれた金額だ」と話した。　シューさんは「ギャンブルが恐ろしいものだという事実を今になって痛感している」とし、「借りた金は必ず返済し、再び物議を醸すことはないと誓う」と語った。　１９９７年にＳ．Ｅ．Ｓ．のメンバーとしてデビューしたシューさんは、２００２年に解散するまで人気アイドルとして活躍。解散後は、韓国と日本を行き来しながらミュージカル女優として活動し、１０年にバスケットボール選手のイム・ヒョソンさんと結婚して３児をもうけた。１６年にはＳ．Ｅ．Ｓ．を再結成し、テレビのバラエティー番組で子育てに奮闘する姿を見せて人気を集めた。