SHU-I の最新ニュースまとめ
2015年にSHU-Iを解散した後、3人全員が入隊。今年2月と3月に無事除隊するや、日本で5月25日に除隊後初の単独イベントを開催し、早くも活動をスタートさせた。
「ZEUS」としての新たな幕を開ける日本デビュー曲は、彼らのシンボル・ソングとなる軽快なビートの利いたダンスミュージック「Thunder」と、ファンへの感謝を歌った「Re Smile」。兵役を経て、一段と男らしくなって帰って来た3人が、記念すべきデビュー日、リリースイベントの合間を縫って、再始動した心境やデビュー曲の注目ポイント、待ってくれていたファンへの想い、これからの活動などを語ってくれた。
Q.皆さんとお会いするのは、入隊前の2015年12月以来ですね。
一同:お久しぶりです~。
インソク:でも、先月ぶりぐらいの感じです(笑)。
Q.すごく元気そうで何よりです。改めて、自己紹介を兼ねて、この間どう過ごしていたかを教えてください。
インソク:リーダーのインソクです。2年間の軍隊生活が無事に終わって、また日本で5月25日から活動を始めたんですけど、いまは兵役中に想像してきたことが、1個1個実現できている毎日なので、楽しみながら頑張って活動しています。
Q.日本語力も全く衰えていないですね。
インソク:3人とも頑張りました(笑)。
チャンヒョン:「ZEUS」のチャンヒョンです。兵役の中で、つらい訓練とかがあるとき、ずっとファンの皆さんのことを考えて頑張りました。
ミンホ:ミンホです。ん~、やっぱり2年半とか3年ぐらい、メンバー全員がいないチームって僕たちが初めてだったと思うんですが、そういうメンバー全員がいないチームを待ってくれたファンの皆さんのために、これからは僕たちが恩返しをしていく番じゃないかなと思います。見守ってください。
Q.兵役中、それぞれ所属部隊は別々だったと思いますが、連絡は取り合っていたんですか?
インソク:頻繁に連絡はできなかったんですけど、3人が共同で使うメールを作って、その中でやり取りをしていました。
チャンヒョン:メールを使えるのが週に1回、1時間ぐらいあったので。
Q.そのメールを使って、それぞれの近況などを話していたんですか?
インソク:それもそうだし、メールを作った理由って、休暇のタイミングを合わせて、打ち合わせをするためだったんです。
チャンヒョン:兵役が終わったら、すぐに活動を始めるつもりだったんで、みんなで会議をするために。
ミンホ:だから、休暇はほぼ打ち合わせをしていましたね(笑)。
Q.軍隊に行って帰ってきたことで、何か変化などはありましたか?
チャンヒョン:つらいこととかを我慢することがレベルアップしたなと(笑)。兵役中は大変な訓練もけっこう多かったので、肉体的にも精神的にも我慢強くなりました。
ミンホ:僕は兵役中、一番大きく感じたのは、“当たり前のことは当たり前じゃなかった”ということ。それが一番でっかく感じたんじゃないかな。例えば、兵役中は夜、普通にコンビニに行くこともできなかったし、自分が食べたいものをデリバリーして食べることもできなかったし。もうちょっと言うと、ファンの皆さんに会うこともそうです。それまでは、会いたいときに、皆さんがいつも会いに来てくれたから。2010年に日本に来てから、2年ぐらい会えなかったのは、今回が初めてだったんで。
Q.入隊前最後のインタビューで、ミンホさんが「つながった絆、縁をもっと大事にしていきたいので、心配しないで、待っていてほしい」と言っていたんです。その約束を守る形となりましたが、日本のファンに対しては、どんな想いを持っていますか?
インソク:ちょうど明日、除隊して半年になるんですけど、5月25日に再始動できたのは、やっぱりファンの皆さんからの応援があるから、それが僕たちにとって原動力になって、活動ができるんじゃないかなと思うんですね。やっぱりファンの皆さんがいないと、僕たち日本で活動ができないと思うので。
ミンホ:僕たちも「戻ってくる」と約束したし、ファンの皆さんも「待っていて」という約束を守ってくれたし、それが全てなんじゃないかなと思います。ファンの皆さんがいないと、僕たち、ただ歌って踊るのが好きな、音楽が好きな男の子たちになってしまうんで(笑)。ファンの皆さんは「ZEUS」が存在できる理由っていうか。言葉で上手く表現できないんですけど。
チャンヒョン:だから、いつも感謝の気持ちですよね。僕たちは20代を日本で過ごしながら、ファンの皆さんと出会ってうれしかったんですけど、3人とも兵役に行って、グループに誰もいないところを待っていてくれたので。これからも感謝の気持ちをずっと持ち続けて、頑張っていきたいです。
Q.グループ名が「ZEUS」に変わりましたが、どのようにして「ZEUS」に決まったんでしょうか?
インソク:いろいろ考えて、まずは分かりやすく、英語で作ろうとメンバー、スタッフさんと話していたとき、強い意味が込められている言葉がいいんじゃないかという話から、神の中でも、ステキな意味が込められている「ZEUS」がいいんじゃない?ってなって。
ミンホ:やっぱり歌手って、名前の通りになっていくって話があるじゃないですか。さらに上を目指せる名前で、何かないかなと考えたとき、「ZEUS」って神様の神だから、一番上じゃないですか。覚えやすいし。
インソク:しかも、その日は雨だったんですけど、「『ZEUS』にしよう」って決めたら、雷がボーンって鳴って。
ミンホ:いきなり雷が鳴ったんで、この名前は運命だと思いました。
Q.そして、きょうは「ZEUS」としてのデビュー日になりますね。
ミンホ:歴史の始まりです。
Q.気分はどうですか?
チャンヒョン:入隊中もいつも、早く3人でシングルとかアルバムを出したいって思っていたんですけど、その日がきょう来て、この後、ファンの皆さんと会って、その話をしたらもっと実感するかなと思います。でも、ドキドキだし、気分がいいですね。
インソク:言葉で「うれしい!」とか「夢みたいです!」とか、そういう風に言ってもいいんですけど、ずっと考えて、2年間準備してきたことなんで、それをやる、って感じだし、これからやらなきゃいけないこともいっぱいあるし。1つの階段っていうか、1つのステップだと思うんで、もちろんうれしいんですけど、“わー!! うれしい!”ってそこまでの感情ではないです。スタートの1歩、そういう気持ちです。
ミンホ:インソクが言った通りです。いきなり起きたことだったら、“わー!! ”ってテンション上がるんですけど、僕たちが準備してきたことだから。もちろんうれしいんですけどね。うれしくて、不思議な感じです。
チャンヒョン:この後も、いままで準備してきたものをずっとやっていくんで、その中で、きょうは1歩だから。うれしいけど、これからって気が引き締まるような感じもあるし。
ミンホ:たぶん、3人がこういう気持ちなのは、例えば、「SHU-I」のときは、周りから「これをやってください」って言われてやることが多かったんですよ。もちろんいっぱい愛されて、楽しくやっていたんですけど、いまは自分たちがプロデュースしていく感じだから、もっと重い責任感が生まれて、ただ何かできるからうれしい、って感じじゃなく、もっと真剣になっているんじゃないかな。初めて感じる気持ちです。でも、僕はコレ、悪くないと思います。こういう気持ちが、逆に長く続けられんじゃないかなと。ただ楽しくてやるのと、うれしいけど、真剣に覚悟を持ってやっていきたいという気持ちはまた違うと思います。
Q.「Thunder」と「Re Smile」がデビュー曲になりましたが、この2曲をデビュー曲に決めた理由は?
インソク:僕たちが依頼したんです。3人の気持ちを整理して、プロデューサーさんと打ち合わせをして。だから、すでに出来上がったいくつかの曲の中から選んだんじゃなくて、オリジナルで作った曲なんです。「コレを表現したいです」、「このメロディでいきたいです」って伝えて、完成した曲なので、デビュー曲にぴったりじゃないかなと思います。
ミンホ:僕たちも本当に気に入っています。
Q.それぞれの見どころ、聴きどころを教えてください。
インソク:「Thunder」はいままでのアップテンポの曲とは違って、少しダウンした雰囲気の曲で、振付もいままでは基本ジャズ系のダンスだったんですけど、それとは違っているんで、ダンスにも注目してほしいし、「Re Smile」は3人のそれぞれ感じた気持ちが込められた曲なので、歌詞に注目してほしいですね。
Q.「Thunder」は、ファンもマネできるようなポイント振付などがあるんでしょうか?
ミンホ:雷!
チャンヒョン:サビの後ろで、ミンホが「始まりのThunder」って歌うとき、僕たちが手でサンダーを表現するんですけど、すでにリリイベで、それを一緒にやってくれるファンの方もいて。その部分を一緒にやってもらえたらいいかなと思います。
Q.「Re Smile」はステキな歌詞ですが、皆さんの好きな歌詞を教えてください。
ミンホ:「もう未来は迷わないどんな時でも君だけ守りたい頼りないかもしれないけど」という歌詞が好きです。なんか、自信があふれて守れる、っていうより、頼りないかもしれないけど、自分はそんなに完璧な人じゃないけど、君だけは守る、っていうのが、本当の気持ちじゃないかなと思えて。
インソク:僕も同じところです。
Q.このパートを歌っているのは?
インソク:僕が歌っています。
ミンホ:でも、いい歌詞なんで(笑)。
チャンヒョン:僕は「君しかいない」という部分。(歌い始めて)「I LOVE YOU BABYどうしたって僕には君しかいない」というところが、いいんじゃないかなと。僕たちには待っていてくれたファンしかいない、という気持ちが込められているから。
ミンホ:甘いですね~。スイートガイですね(笑)。
Q.私は個人的に、「大丈夫さこれからはそばにいない日なんて2度ともう訪れないよその笑顔に誓う」という歌詞にもグッときました。
ミンホ:それ僕のパートです(笑)。
インソク:たしかにいいですね。
ミンホ:そのパート、メロディもいいし、歌詞もめっちゃいいです。僕たち除隊したんで、そばにいない日なんて、ないですから。ずっと一緒です。
Q.これからもリリイベが続きますが、ライブパフォーマンスでは、どういう部分に特に注目して見てほしいですか?
チャンヒョン:「Re Smile」は3人が最後のサビで、一緒に歌っているところが見どころかなと思いますね。そして、「Thunder」は頑張って3人がダンスをしているんですけど、ファンの皆さんも「カッコいい」と言っていたし、僕たちもカッコいいダンスをお見せしたいと思って踊っているから、そこに注目してほしいですね。
ミンホ:今回の2曲はただなんか、楽しい曲とか、ラブソング、とかじゃなくて、2曲とも僕たちの気持ちがめっちゃ込められている曲なんですよ。やっぱりパフォーマンスもそうだし、歌、ダンスも大事なんですけど、僕は特に、僕たちの気持ちを感じてほしいなって思います。僕たち、いつも歌うたびに、心を込めて歌っているんで、どのパートっていうよりは、2曲とも曲を通して、僕たちの気持ちを受け取ってほしいです。
インソク:いまの「ZEUS」、この3人をそのまま見てくださったらうれしいです。
Q.では改めて、日本での活動がスタートしたので、いまメンバーに言いたいことをそれぞれ一言ずつお願いします。
ミンホ:言いたいことは、普段いつも言っているからなぁ(笑)。秘密とかもないし。でも、チャンちゃんには、難しい時期というか、家族にこの仕事を反対された時期があって、僕たちの中では、自分の人生に一番悩み、真剣に考えてきた人なんですよ。そういう難しい時期、環境もあった中で、いま「ZEUS」というグループになって、頑張っていこうと決めてくれたことが本当にありがたいです。2009年に初めて会ってから、もう9年になるんですけど、いままで通りのチャンちゃんでいてほしいなと思います。インソクは、いつもポジティブすぎるんですけど、そういう気持ちと言葉で、僕とチャンちゃんがいつも根拠のない自信をもらって、それが僕たちの自信にもなっているんで、これからも、そういうポジティブな言葉をずっと言ってほしいです。インソクは本当にありえない話をするんですよ。でも、それが本当に実現できたらすごいことなんで、もっとバンバン言ってほしいです。インソクが100個言ったら、僕は90個聞いて、10個ぐらいは自分の判断で捨てるんで(笑)。
インソク:(頷いて)OK~。僕は2人と、長く一緒に活動できたらいいなと思っているんです。それが一番です。僕たち仲がいいから、逆に2人に対して、上手く言葉を作って話せないんで、短く言います。元気で、いままで通り仲良く、長く活動できたらいいと思います。
チャンヒョン:インソクは前向きな人ですけど、僕はその反対なんですね。いつもインソクが「こうやろう」って言ったとき、僕がちょっと止めたりするんで、それがインソクの立場で考えたら、嫌だろうなと思うんです。でも、インソクはリーダーとして、いつもいろんなことを考えて、行動していて、僕たちは同い年なんですけど、すごく感謝している、ということを普段言えないんで、ここで言いたいです。そして、ミンホは頭がいいです。僕はすぐ覚えることができないんで、いままで通り、僕ができないことをやってほしいです。
ミンホ:ハイ、かしこまりました(笑)。頑張ります。
Q.なんか3人が、すごく照れくさいような雰囲気になってしまいましたが(笑)。
ミンホ:兄弟同士でこういう話ってしないじゃないですか。そういう感じですね。ビジネスパートナーだったら、もっと上手く言えるんですけど。
インソク:うん、たぶんそうです。いま3人、同じ船に乗って、同じ方向を目指しているんですけど、仕事のパートナーって感覚なら、なんとでも言えるんですけど、そうじゃないから。僕はこういう感じの質問、ちょっと苦手です(笑)。
Q.この夏は忙しいと思いますが、時間があったらプライベートでは何がしたいですか?
ミンホ:漫画が好きなんですけど、最近ずっと忙しくて、読んでいないんです。だから、「NARUTO」を全巻借りて、ベッドで寝転がりながら、1日中読みたいです。
チャンヒョン:それ最高。
ミンホ:で、お腹が空いたら、デリバリーを頼んで。食べながら、また読んでっていうのをめっちゃやりたいです。
チャンヒョン:僕も元々はゴロゴロするのが好きなんで、家でラクに過ごしたいです。テレビを見たり、ゲームをしたり、眠いときはそのまま寝たり。あと、新しい料理を作りたいですね。僕、練習生のときから、メンバーたちの朝ご飯を作っていたぐらい、料理するのが好きなんですけど、いままで作ったことのない料理を。最近SNSでもけっこう料理動画が多くて、簡単に作れるのを紹介しているんで。だから、休みがあったらゴロゴロして、お腹が空いたら、自分で新しい料理を作ってみたいです。
インソク:僕は富士山の近くの湖に行って、カヌーに乗りたいです。この間行ってきて、すごく良かったんで、また行きたいなと思います。自然に囲まれたところがけっこう好きなんで、行ってヒーリングしながらリフレッシュしたいですね。
Q.今後、「ZEUS」としてやってみたい活動、目標などを教えてください。
ミンホ:目標はドームツアーですけど、ただ歌手として音楽だけをしていくのではなく、社会的に影響力のあるグループになったらいいなと思っています。例えばボランティアとか寄付文化とか、そういう活動にも参加して、何か社会がいい方向に変わる手伝いができたらいいなと。そういう影響力のあるグループになりたいです。
チャンヒョン:僕も「ZEUS」としては、ドームツアーがやりたいんですけど、個人的にはもっとグループを広めていくために、日本のいろんなところに行って、まだ僕たちを知らない新しい人たちに会いたいです。あと、イベントとか番組に出演して、おいしいものを食べたり、トークしたり、っていうのもやりたいです。
インソク:そうですね。テレビにいっぱい出て、3人の番組もできたらいいんじゃないかなと思います。日常が垣間見えるリアルバラエティとか。僕、タモリさんの「ブラタモリ」みたいな番組が好きなんですけど、ああいう系のもので、韓国人から見る日本の文化とか、日本の文化体験とか、そういうのをテーマにした番組ができたら面白いんじゃないかなと。できると思います!そのときはぜひ見てください。
久しぶりに3人にインタビューをしながら、そういえばこういう雰囲気だったなと前回のインタビューが蘇り、懐かしい気分になったが、彼らの心が成熟し、言葉の端々からは3人の絆がさらに深まったようにも感じた。
軍隊生活をしながら、日本での活動に向け、着々と準備してきたことをこれからどんどん発信していくと意気込んでいた3人。現在、リリースイベントはもちろん、イベント出演など精力的に活動を展開し、11月には東京と大阪でZEPPツアーの開催も決定。彼らの第二幕が始まった。
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