【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮の和解ムードが高まる中、韓国の文化界を代表する関係者たちが朝鮮半島に平和をもたらす呼び水の役割を担うことを目指し、文化分野における南北民間協力チャンネルを構築する。 文学・言語・出版、視覚芸術、公演芸術、文化産業、文化遺産、観光、スポーツ、宗教、メディアなどの分野で韓国を代表する人たちが参加する「社団法人平和韓半島文化人会議」(PKCN・Peace Korea Culture Network)が11日、ソウル市内で創立総会を開き、活動を開始した。 文化人会議は創立宣言文で、「4月27日の板門店宣言で南北は決して誰も取り消すことができない平和の道、その第一歩を踏んだ」とし、「南北は『敵対的共生関係』を維持してそれぞれの権力体系を強固にするために悪用してきた愚かな歴史に確実な終止符を打たなければならない時」と主張した。 またそれを実現するために北朝鮮と文化分野における民間協力チャンネルを構築することにした。 文化人会議は「常時かつ持続可能な文化交流と協力のための常設協議体を設立することを北に要請する」と発表した。 文化人会議には韓国の文化界を代表する約200人が発起人として参加した。創立総会では国立公園管理公団理事長、元文化体育観光部次官、僧侶、社団法人「済州オルレ」代表、詩人、梨花女子大舞踊学科教授、映画監督など多様な分野の人たちが共同代表に選出され、俳優の
アン・ソンギさんも選ばれた。また共同代表のうち、韓国女性卓球連盟の鄭賢淑(
チョン・ヒョンスク)会長が常任代表に選ばれた。 文化人会議は南北文化交流協力の活性化のための官民ガバナンス(組織統治)を通じ、国民的合意を導き出し、文化に基づいた朝鮮半島の平和体制を構築することを設立目的にした。 また2000年の南北首脳会談で交わされた南北共同宣言(6・15共同宣言)、2007年の南北首脳宣言(10・4宣言)、今年4月27日に合意した板門店宣言に盛り込まれた文化分野の南北協力支援事業や人道的支援事業などを主な事業として提示した。
Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0