北朝鮮芸術団のソウル公演　来月以降に持ち越しか

【ソウル聯合ニュース】韓国政府当局者は２６日、南北が１０月に開催することで合意した北朝鮮芸術団のソウル公演について、「公演の日程や場所などについて合意できていない」として、「１０月中に公演をするのは難しいのではないか」との認識を示した。　韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領と北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）が９月の首脳会談で発表した共同宣言には文化・芸術分野の交流をさらに増進させていくとして、１０月中の平壌芸術団のソウル公演を進めると明示された。　南北は今月１５日に開いた閣僚級会談でも１０月中に公演を実施することで一致し、協議を続けたが、合意には至っていない。　南北が共同宣言の履行のため、１０月下旬に実施することで合意した朝鮮半島西部の京義線の鉄道共同調査や保健医療分科会議、体育会議なども具体的な日程が決まっていない。　韓国統一部の李有振（イ・ユジン）副報道官は２６日の定例会見で、「現在、北側と協議が進められており、具体的な計画が決まったら直ちに公表する」と述べた。