安倍首相、元徴用工賠償は「1965年すでに解決された問題」

安倍首相は1日、日本統治時代の元徴用工に対する賠償問題について「1965年の日韓請求権交渉で、完全かつ最終的に解決した」と改めて日本側の立場を主張した。

　日韓メディアによると安倍首相はこの日、韓国最高裁の元徴用工賠償判決に対する自民党の岸田文雄 政調会長の質問に、このように答えた。

　これを前に、韓国の最高裁は去る10月30日、イ・チュンシク氏（94）など元徴用工4人が新日鉄住金を相手に起こした損害賠償請求訴訟の判決で、新日鉄住金側へ「原告に対し、1億ウォン（約1000万円）ずつの支払い」を命じた。

　一方、日本側は判決内容について「断じて受け入れることはできない」とし、国際裁判への提訴も視野に入れ、今後の対応を検討している。