午前8時39分ごろ、セブランス病院で出棺を終えた故ユ君の霊柩車が大聖高校に到着すると、彼を待っていた学生、教師らは前を通り過ぎる霊柩車を沈痛な面持ちで見つめていた。
ユ君を乗せた霊柩車が校門を通過し、校舎前に設置された合同焼香所に向かうと、生徒らの嗚咽が響いた。教師らも涙を流しながら、この世を去った教え子と最後のあいさつを交わし、見送った。
約5分間、学校と焼香所を巡回した霊柩車が学校を離れると、沈黙が再び嗚咽へと変わった。学生らは、霊柩車が遠く走り去った後も、その場を離れることができず、永遠の別れとなってしまった友人をいつまでも見送っていた。
警察、消防当局、市教育庁などによると、去る18日午後1時15分ごろ、江陵所在のペンションで大聖高校の男子学生10人が意識不明の状態で発見された。
現場に到着した消防隊員によると、学生らの体内の一酸化炭素濃度は正常値の8倍にちかい155ppmだったことがわかった。
10人のうち、ユ君を含む3人の死亡が現場で確認され、それぞれ江陵高麗病院とアサン病院に安置された。遺族の意向により、解剖はおこなわれなかった。
一方、意識不明で発見され病院へ搬送された学生らは、徐々に容態が好転していると伝えられた。
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