日本のJR駅で日本人を救助しようとして命を落としたイ・スヒョン氏(当時26歳)を賛える18周忌追慕行事が去る26日、事故現場となった東京新宿区の新大久保駅で営まれた。

 故人の母親であるシン・ユンチャン氏(69)は新大久保駅のたて看板前に献花し、息子を追慕した。シン氏は献花後、事故が起こったホームを日本市民団体の関係者らと見てまわり、「日韓関係で良くないことがあると、とても悲しい。息子が望むことはこれではないという思いになる」と昨今の日韓関係悪化を残念がった。故人の父親であるイ・ソンデ氏(79)は健康問題により来日できなかった。シン氏はその後、韓国文化院に移動し、事故を描いたドキュメンタリー映画「かけはし」を、抽選で選ばれた日本人約300人と観賞した。

 2001年1月26日午後7時15分ごろ、日本語学校に留学していた故人(当時高麗大生)はアルバイトを終えて帰宅するため新大久保駅ホームで電車を待っていたところ、酔って線路に転落した日本人を助けようとして電車にはねられ死亡した。転落者と助けようとしたイ氏と日本人カメラマンの3人が亡くなり、日本でもニュース等で大きく取り上げられた。

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