【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)は4日、青瓦台で米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表と会談した。 青瓦台によると、鄭氏は今月末に予定されている2回目の朝米(米朝)首脳会談に向けた実務協議を控え、米側から説明を受け、韓国政府の意見を伝えた。実務協議が順調に進み、首脳会談の開催成功につながることを期待すると表明したという。 鄭氏は朝鮮半島非核化プロセスの中心となる寧辺の核施設の廃棄や朝米連絡事務所の設置、北朝鮮に対する人道支援、朝鮮戦争の終戦宣言など、首脳会談の議題などに関する韓国政府の見解を伝達したとみられる。対北朝鮮制裁問題がかかっている開城工業団地と金剛山観光の再開などに関する韓国政府の立場も伝えたとみられる。 一方、3日に韓国入りしたビーガン氏は2日連続で韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と会談した。 ビーガン氏は5日、南北軍事境界線がある板門店で北朝鮮側のカウンターパートである金赫哲(キム・ヒョクチョル)元駐スペイン大使と実務協議を行い、首脳会談で採択される合意に盛り込まれる非核化と相応の措置について交渉する。
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