「iKON」左からCHAN、SONG、BOBBY、JAY、DK、JU-NE、B.I
「iKON」左からCHAN、SONG、BOBBY、JAY、DK、JU-NE、B.I
2018年に「LOVE SCENARIO」のメガヒットで、世界中のファンを魅了し、快進撃を続けている「iKON」。2017年にリリースした「NEW KIDS : BEGIN」を皮切りに、「RETURN」、「NEW KIDS : CONTINUE」、「NEW KIDS : THE FINAL」を経て、今年1月の「NEW KIDS REPACKAGE : THE NEW KIDS」まで、“NEW KIDS” プロジェクトの集大成となるニューアルバム「NEW KIDS」(2月27日発売)のリリースに先駆け、都内で合同取材に応じた。

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 2016年の日本デビュー当時の合同取材では、「緊張している」と初々しい様子で語っていたメンバーたちだったが、この日は多くの報道陣を前にしても、余裕すら感じさせる、一回りも二回りも大きくなった姿を見せ、「iKON」らしい和気あいあいとした雰囲気でアルバムへの想いを語った。

 「Get ready? SHOW TIME!こんにちは。僕たちは『Ikon』です。よろしくお願いします」と全員であいさつした後、「こんにちは。僕は『iKON』の末っ子CHANです。きょうもよろしくお願いします」、「BOBBYです。よろしくお願いします」、「長男のJAYです。よろしくお願いします」、「リーダーのB.Iです。よろしくお願いします」、「DKです。きょう来てくれてありがとうございます」、「初めまして。SONGです。よろしくお願いします」、「JU-NEです。よろしくお願いします」と一人ずつ日本語で自己紹介し、さっそく質疑応答に入った。


Q.「LOVE SCENARIO」が韓国で社会現象となるロングランヒットを記録しましたが、2018年は「iKON」にとってどんな年でしたか?

JU-NE:アルバムをたくさん発売することができて、本当にうれしかったです。休む時間を削って、ずっと活動していましたが、ずっと感謝の気持ちでした。いっぱい活動することができて、結果的に良かったと思います。だから、2018年は感謝の気持ちでいっぱいです。
JAY:アーティストなら一度は受賞してみたいと思う、夢みたいな大賞をいただくことができたし、これからまた始まる「iKON」にとっていい機会になったので、今年も頑張りたいと思います。


Q.韓国を代表する数々の音楽授賞式で、さまざまな賞を受賞されました。「LOVE SCENARIO」が2018年の最大のヒット曲として証明されましたが、毎回違った演出で出演されていたのが印象的でした。準備過程で大変だったことはありましたか?

B.I:緊張しましたが、光栄なステージだったので、新しい姿、特別なステージをお見せしたくて、いろいろ考えながら、時間をかけて練習して、準備しました。DK君が振付をたくさん作ってくれました。
DK:授賞式なので、ステキなステージ、カッコいいステージをお見せしたかったですし、原曲に忠実なステージというより、違う姿をお見せしたいと思いました。メンバーも息ぴったりに上手くやってくれたし、バックダンサーも頑張ってくれたので、カッコいいステージが披露できたと思います。


Q.相当準備されたんですか?

B.I:いろんな授賞式に出演させていただきましたが、最初の授賞式は2か月ぐらい準備しました。それ以外のステージも、1週間ぐらい時間をかけました。


Q.授賞式当日の雰囲気や印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

CHAN:JAYさんが先ほど言ったように僕たちが大賞を受賞したのですが、僕たちもすごく驚いたし、うれしかったです。そして、スタッフさん、マネジャーさんたちも自分たちのことのように喜んでくれたので、それが印象的でした。


Q.「LOVE SCENARIO」はB.Iさんが作詞・作曲し、BOBBYさんが作詞に参加されていますが、どんな想いが込められているのでしょうか?制作エピソードも交えて教えてください。

B.I:この曲は、映画「ラ・ラ・ランド」からインスピレーションを受けて作りました。とても淡々としていて、目では泣いているけど、口では笑っているような感情を表現しました。制作した当時は、子供のように純粋な気持ちで、遊び場で遊んでいるように、悪ふざけするような感じで作った曲です。
BOBBY:僕も作詞に参加したのですが、書いた歌詞をB.I君に見せたら、1回でOKが出たという思い出があります。ありがとうございます、B.I君(笑)。


Q.これまで1回でOKが出なかった曲はあったのでしょうか?

BOBBY:OKが出なかったことはないです。「LOVE SCENARIO」の歌詞は(B.Iが)僕が言いたかったことだと喜んでくれました。


Q.「LOVE SCENARIO」が爆発的なヒットを記録した要因は何だと思いますか?曲の魅力を教えてください。

B.I:ここまでヒットするとは思わなかったです。運が良かったと思います。それから、先ほども遊び心いっぱいにこの曲を作ったと言いましたが、そんな純粋な気持ちが通じて、子供たちにまで届いたのだと思います。
SONG:B.I君から初めて曲を聴かせてもらったとき、僕たちも何度か聴いただけですぐ歌えるような覚えやすい曲だったので、子供たちにも通じたと思います。そして、曲自体、強くも弱くもなく、何回聴いても飽きがこない曲なので、ヒットしたのだと思います。


Q.「LOVE SCENARIO」のPVの見どころ、撮影エピソードを教えてください。

JU-NE:3泊4日で撮影しました。そのとき、正直あんまり寝られなかったです。ずっと撮影があったから。大変だったけど、久しぶりに出る新曲だから、すごく頑張って撮影しました。
DK:初めて使うカメラがあって、いつも撮影するやり方とは違ったので、楽しかったし、不思議な感じがしました。


Q.ニューアルバム「NEW KIDS」は“NEW KIDS”プロジェクトの集大成となるアルバムですが、このプロジェクトを発足した経緯などを教えてください。

B.I:最初は「BLING BLING」から始まって、パワフルで「iKON」らしい姿を見せたいと思いました。そして、「iKON」のボーカルの良さを見せようと思って「LOVE SCENARIO」ができて、「BEGIN」、「RETURN」、「CONTINUE」、「THE FINAL」と続きながら、この1、2年の「iKON」の方向性、追求している音楽を込めようと努力しました。


Q.制作で大変だったことはありましたか?

B.I:「KILLING ME」を作ったのが夏でした。それで、活動当時はとても暑くて、それが一番苦労した点です(笑)。


Q.では、曲作りでは苦労することなく?

B.I:「KILLING ME」は最後に作ったんですけど、何しろ修正が多かったです。


Q.アルバム全体の聴きどころ、伝えたいメッセージがあれば教えてください。

B.I:特に、「RETURN」は歌詞に気を遣ったアルバムです。歌詞を読みながら聴いてくださるといいと思います。


Q.ここからは収録曲についての解説をお願いします。タイトル曲「I’M OK」はどんな曲ですか?

JU-NE:個人的に好きな曲なんですけど、切ない曲だと思います。大丈夫じゃないけど、大丈夫だよっていう感じ。だから、悲しい曲です。でも、初めて聴いたとき、この曲いいなって思いました。僕は切ない曲が好きなので。悲しい気持ちを持っている人たちは、この曲を聴いたら、喜んでくれると思います。


Q.ミュージックビデオは車が燃えるシーンから始まりますが、ミュージックビデオの見どころは?

B.I:JAYさんがゴミ捨て場で横になって歌うシーンがあるんですが、そのパートが可愛いです。
JAY:僕はカッコいいと思うんですが、可愛い?「iKON」のミュージックビデオの中で、一番男らしくて、若さが見えるPVになったと思います。


Q.続いて「GOODBYE ROAD」について、紹介をお願いします。

CHAN:僕の記憶では、日本でB.Iさんが初めて聴かせてくれて、日本でレコーディングをしたと思います。初めて聴いたとき、メンバーみんながいい曲だって言っていた記憶があり、個人的にもすごく好きな曲です。
B.I:CHAN君のパートが多いです。重要なパートを担当しています。
CHAN:感動しました。(B.Iに)ありがとうございます。


Q.「GOODBYE ROAD」のミュージックビデオの見どころは?

JU-NE:全体的に色がとてもキレイだと思います。監督さんが本当に上手に撮ってくださったと思います。個人的にいままで撮ったミュージックビデオの中で、一番色がキレイだと思います。だから、見るだけで癒される感じです。
JAY:1年ぐらいかけて撮ったPVなので、メンバーの顔とか髪の変化が見どころだと思います。それが面白いです。


Q.続いて「KILLING ME」について紹介をお願いします。

SONG:この曲は、失恋した男性が愛していた女性を忘れられないという内容の歌詞です。歌詞は悲しいのですが、メロディや曲の雰囲気はパワフルで、パフォーマンスを一番しっかり見せられる曲なので、ミュージックビデオを一緒に見ていただくと、曲の魅力が2倍、3倍に感じられると思います。


Q.「KILLING ME 」のミュージックビデオの見どころは?

SONG:「KILLING ME」はサビに行くとき、シンクロダンスを披露しています。その振付がすごくカッコいいです。演技をしている部分から、シンクロダンスに入るところがカッコいいので、見どころとしておすすめです。
B.I:振付をたくさん踊りました。
JU-NE:ちなみに、「KILLING ME」の振付は会長(YGヤン・ヒョンソク代表プロデューサー)とDK君が作りました。
DK:サビの部分の振付はB.I君と相談して、いい感じにできたので、それを会長に伝えました。B.I君と遅い時間まで残って、どんな動作、振付が歌詞や曲に合うか考えて、それを映像に撮って送った記憶があります。


Qアルバムの楽曲で、お気に入りの曲を挙げるなら?

JU-NE:「JERK」。僕は悪いヤツだから(笑)。僕たちの曲の中で、唯一のブルースです。だから、好きです。(と甘い歌声でワンフレーズ歌う)
SONG:優しい人ですね?
JU-NE:ハイ、きょうは優しいです(笑)。
SONG:僕が一番気に入っているのは、やはり一番愛された「LOVE SCENARIO」です。(と甘い歌声でワンフレーズ歌う)
DK:収録曲に、すごくいい歌詞の曲が多くて、選ぶのが難しいのですが、「COCKTAIL」が好きです。夏の雰囲気があって楽しい曲なので、ステージを披露していても楽しかったです。
JU-NE:歌わないんですか?
DK:恥ずかしいので…。
B.I:僕は「FREEDOM」って曲が好きです。本当に自由な感じです。僕が好きな曲です。(と恥ずかしそうにワンフレーズ歌う)
JU-NE:次のJAYさんはちゃんと歌いますから。
JAY:僕はやっぱり(「I‘M OK~」と歌い始め)「I‘M OK」が一番好きです。歌詞がキレイっていうか、詩的な歌詞が印象的です。
BOBBY:僕は「BLING BLING」です。「iKON」の曲の中で、強烈な雰囲気の曲というのがそんなに多くないのですが、この曲はヒップホップ曲で、「RHYTHM TA」に次いで、強いイメージを見せられたのでうれしかったです。未来が眩しすぎる(「BLING BLING」の歌詞)。
CHAN:僕は「GOODBYE ROAD」です。初めて聴いたときから、メロディが好きだったし、さっきも言った通り、自分のパートが多いので(笑)。


Q.昨年、2年連続で京セラドーム公演を行い、その模様が収録されたライブDVDが3月20日に発売されます。2年連続でドームのステージに立った気分はいかがでしたか?

DK:大きなステージで、ファンの皆さんと会えて光栄でした。いろいろな部分において気を遣いながらステージを準備したので、いかがだったかお聞きしてみたいです。そして、皆さんのたくさんの応援に応えられてうれしかったし、いい思い出になりました。

Q.2019年はどんな年にしたいですか?

JU-NE:ずっと走り続けたいです。できたら、日本の活動もたくさんしたいです。そして、アルバムはまだどうなるか分からないですけど、みんな頑張って、いろんな活動をするつもりです。


Q.ソロ活動も期待できそうですか?

JU-NE:例えば、JAYさんと僕は日本語ができるから、日本の活動もたくさんしたいです。バラエティもできたらうれしいです。だけど、できるかな?ハハハハハ。
BOBBY:5月にB.I君とユニットで活動することになりました。ぜひチェックしてください!去年すごく忙しかったので、少しは休みながら、余裕を楽しみながら活動していきたいです。


Q.日本のファンにメッセージをお願いします。

DK:愛してる。
BOBBY:いつも言いたいことなんですけど、文化も言葉も違うのにこんなに愛してくれて、ありがとうございます。音楽で一つになれることに感謝しています。僕たちのように、まだまだ未熟なグループをなぜ好きでいてくれるのかいまだに分かりませんが(笑)、「iKON」として、いつもカッコいい姿をお見せできるよう頑張ります。


 質疑応答では、メンバー同士でツッコミを入れながら、場の雰囲気を明るくしたり、アルバム収録曲のお気に入り曲を答える質問では、最初に答えたメンバーが歌う流れを作り、ほかのメンバーが「なんで歌うの?」とざわついたり、気さくで自然体な姿を見せていた「iKON」。

 最後のフォトセッションでは、7人がカリスマ性を発揮しながら、クールな表情でバシッと決めるチームワークの良さも見せ、合同取材は終了。2019年はどんなシンドロームを巻き起こすのか、期待せずにはいられない彼らから目が離せない。



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