アジア各国で大ブームを巻き起こしたドラマ『宮~Love in Palace』。同ドラマで皇太子シンを好演し、大ブレイクした若手俳優チュ・ジフンが初の公式来日。20日に東京・ゆうぽうと東京簡易保険会館、21日には大阪・NHK大阪ホールでファンミーティングを行った。チュ・ジフンは韓国でも未だファンミーティングを行っておらず、これが初公式来日にして初ファンミーティングとなる。

チュ・ジフン の最新ニュースまとめ

20日の東京公演には1500人のファンが集まり、“皇太子”のご来日を歓迎。トークショーのほかにゲームやプレゼントコーナー、秘蔵VTRの上映やミニライブ、ラストにはファンひとりひとりと握手会が行われ、大盛況のうちに幕を降ろした。

20日、ファンミーティングを控えて行われた記者会見に姿を現したチュ・ジフンは、5kg減量したというだけあって、『宮』の皇太子よりもかなりシャープな印象。初来日ということで終始硬い表情のまま、記者会見中もしきりに「緊張する」と繰り返しながらも、真摯な態度で質疑応答に応じた。

-公式での初来日は初めてということですが、感想を…。
チュ・ジフン「仕事で公式的に来日するのは始めてなので、非常に嬉しく思いますが、とまどいも感じています」

-羽田空港に到着されてから、何をなさいましたか?
チュ・ジフン「到着してからあまり時間がなかったので、あまり楽しむことはできませんでした。ただ、ホテルに着いてから今日のイベントの準備をした後、少し時間が残りましたので、原宿や新宿をぶらぶらして、食事をして寝ました」

-前作の『宮』終了後、現在放映中の『魔王』まで、1年間のお休みがあったわけですが、何を?
チュ・ジフン「1年間、演技の勉強もしたり、プライベートを満喫していました。旅行をしたり、本を読んだり、映画を観たり…日本の映画もたくさん観ました。そういったことが、演技にも役立つと思います。12月には1人で日本を旅行しました。充実した1年だったと思います」

-日本に旅行された時のエピソードは?
チュ・ジフン「特にこれといったエピソードはないのですが…韓国でやってみたかったことをやってみました。それと、もともと1人でいるのが好きなんですけれども、日本を旅行中、雨が降ってきたんですね。雨も大好きなので、1人で日本にいる時、雨が降って、とても嬉しかったです」

-言葉の問題は…
チュ・ジフン「観光目的ではなく、自分の時間を持つために来たので、特に大きな問題はありませんでした。食事の時も、食券があったりシステム化されているお店が多いですし。あちこちに英語の表記もあれば、JRのように、場所によっては韓国語の表記もありますから。」

-次回作に『魔王』を選ばれた理由は?
チュ・ジフン「1年の間に、様々なシナリオを読んだんですが、『魔王』のシナリオを読んだ時、内容が非常に気に入り、心を動かされるような気がしたんですね。それで、ぜひやりたいと伝えたんです。ただ、このドラマは僕が選んだというより、監督や作家さんが僕を選んでくれたんだと思います」

-ドラマ『魔王』のエピソード、役柄について教えてください
チュ・ジフン「『魔王』というタイトルを聞くと、暗く悲しいドラマのように聞こえますが、必ずしもそうではありません。過去においては善良だった人間が、時が経つにつれ悪人になり、昔は悪であった人間が善人になっていく… この2人の復讐の物語です。その中に、ラブストーリーだとか、政治的な内容も含まれています。
僕の役柄は、子供の頃、貧しいけれども母親と兄に囲まれ、幸せに暮らしていたのに、ある日、事故で兄を亡くし、そのショックで母親も亡くなってしまったうんですね。その後、十数年間に渡って綿密に準備をし、弁護士になって、兄の死の復讐を果たそうとするんです。また、ドラマにはサイコメトリー(※物体に触れることによって、それに関する人物や出来事を読み取れる能力)という超能力を持った女性が登場し、彼女と一緒に兄の事故の謎を解いて行きます。
善と悪の基準と言うものは、法律や道徳を基準にするのではなく、例えば、個人の置かれている状況ですとか、その人の気持ちや考え方によって変化するものだと思います。善とは何か、悪とは何か、そして、人間というものは何かを問いかけるドラマです」

-撮影中のエピソードは。
チュ・ジフン「まだ撮影が始まって1か月くらいしか経っていないので、エピソードらしいエピソードはないのですが…強いてあげるなら、今回、日本に来る前に撮影を早めに終えなければならなかったのに、小道具のトラブルから撮影が延びてしまい、徹夜で撮影を終えてきたということでしょうか」

-今回のドラマのために5kg減量されたそうですが、辛かったことなどは…
チュ・ジフン「僕が減量したのは、ドラマのためというわけではないんです。減量をしておけば、今後、どんな役柄にも対応できると思うからなんですね。ただ、減量したことが今回のドラマにも役立ちました。
辛かったのは、お酒が飲めないということと、遅い時間に食事を摂れないということ。そのために、あまり友人と遊びに行ったりすることができなかったということが辛かったです」

-これから挑戦してみたいジャンル、役どころは?
チュ・ジフン「演技者としては、特定のキャラクターだけでなく、何でも演じてみたいのではないでしょうか。どんな役柄にも、それぞれに魅力があるわけですから。特定の作品というのであれば、作品中に登場するキャラクターをすべて独りで演じる、そういう作品をやってみたいですね」

-演じられるにあたって、ご自身が一番大切だと思っている点は?
チュ・ジフン「演じるにあたって一番大切なのは…“真正”…本物であること、ではないかと思います。これからキャラクターに“真正”を込めていけたら、と思います」

-ドラマ撮影にお忙しいと思いますが、健康管理はどのように?
チュ・ジフン「よく食べて、よく寝て、よく笑うことです。健康食品を食べていたとしても、精神状態がよくなければ、本当に健康とは言えないと思いますので、楽しく過ごすということに重点を置いています」

-休日には何を?
チュ・ジフン「普段は休日といえば映画を観たり、バイクに乗ったりですが、時間があれば旅行に行ったりします」

-お休みの間に日本映画を観られたそうですが、何を?印象深かったものは?
チュ・ジフン「『今、会いにゆきます』など、何作か日本映画を観たのですが、すべてが非常に印象深いです。日本と韓国との文化の違いでしょうか。感情表現の仕方が韓国とは違いますし、まったく思いもよらなかった方向へストーリがー流れていったりするので、考えさせられることが多いですね」

-日本での俳優活動に対するお考えは?
チュ・ジフン「日本で活動する、しないを論じる前に、日本語を勉強しないといけませんよね(笑)」

-移動手段に自転車やオートバイを利用されることが多いそうですが、ファンに見つかりませんか?
チュ・ジフン「オートバイにはよく乗っているので、ファンも僕のバイクを知っていて、すぐに見つかってしまいます。自転車は、まだ一度も見つかったことはありません。いつも静かに乗っています」

-自転車というのは意外ですが、何かこだわりが?
チュ・ジフン「絶対に自転車を利用すると決めているわけではありません。ただ、車だと、渋滞に巻き込まれるとイライラしますし…バイクや自転車なら風にもあたれるし、風景も眺められますから」

-今後の活動計画は?
チュ・ジフン「具体的にご説明するのは非常に難しいです。シナリオが数年分決まっているわけではありませんので…。その時その時、新しく出てくるものの中から、気に入った作品、気に入ったキャラクターに挑戦したいです」

-最後に、ファンにメッセージを
チュ・ジフン「いつも思っていることですが、未熟な僕を応援してくださることに、非常に感謝しています。皆さんが僕に送ってくださる声援や期待にお応えできるよう、今後も素晴らしい作品で、皆さんに恩返ししたいと思います」

Copyrights(C)wowkorea.jp

Copyrights(C)wowkorea.jp 0