【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮の連絡チャンネルの一つ、北朝鮮・開城の南北共同連絡事務所の所長会議が3週にわたり開かれていない。 韓国統一部の李有振(イ・
ユジン)副報道官は15日の定例会見で、韓国側所長を務める千海成(チョン・ヘソン)同部次官は通常通り南北共同連絡事務所に出勤したとしながら、「きょうの所長会議は開催されない」と伝えた。 北朝鮮は、北朝鮮側所長の田鍾秀(チョン・ジョンス)祖国平和統一委員会副委員長が今週の会議に出席できなくなったと韓国側に前もって通知していた。黄忠誠(ファン・チュンソン)祖国平和統一委部長ら2人の所長代理も、この日は開城の連絡事務所で勤務していない。 南北は昨年9月に同連絡事務所を開設し、週1回、南北の所長が出席する定例会議を開くことで合意した。千氏は特別な事情がない限り毎週金曜日に連絡事務所で業務に当たり、田氏または黄氏らと所長会議を行ってきた。 南北が最後に所長会議を開いたのは米朝首脳会談の前の先月22日で、千氏はこのとき黄氏と朝鮮半島情勢について意見を交わした。 翌週の金曜日は3月1日で韓国の祝日、その次の金曜日の8日は北朝鮮の祝日で、2週続けて会議が開かれなかった。本来なら3週間ぶりの平日となる15日は会議が開催されるはずだった。 千氏が連絡事務所で勤務しているにもかかわらず、北朝鮮側の所長や所長代理が出勤せず会議が開かれないのはやや異例。ただ、昨年10月にも同じようなことが一度あったという。 李氏は、北朝鮮側の所長代理がこの日、連絡事務所で勤務していない理由については「まだ確認できていない」と述べた。
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