韓国人マラソン選手、北朝鮮の国際大会に初参加

韓国で正式登録されているマラソン選手が、初めて北朝鮮で行われる競技に参加する。
　国民体育振興公団マラソンチームが、4月8日に北朝鮮・平壌で開催される「第20回万景台賞国際マラソン大会」に出場する。チームのファン・ヨンジョ監督が29日に明らかにした。同大会の組織委員会が統一部を通じ招待状を送ってきたもので、4月5日に中国・北京経由で平壌入りする。大会でフルマラソン（42．195キロメートル）に出場するのは、チェ・インモ、キル・ギョンソンの2選手。ファン監督は今月初めに北朝鮮を訪問し、出場申請を済ませている。

　同大会は金日成（キム・イルソン）主席の誕生日にあたる4月15日を記念し毎年開催されている国際大会で、今年も中国や東欧州、アフリカなどから多くの選手が参加する。

　韓国で開かれた国際マラソン大会に北朝鮮の選手が出場したことはあるが、北朝鮮側での大会に韓国選手が出場するのはこれが初めてとなる。ファン監督は、これを機に南北マラソン交流が深まるものと期待しており、南北選手の合同トレーニングも計画する方針だ。


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