◇大韓民国臨時政府樹立100年の記念式典 きょうソウルで開催 韓国政府は11日午後、日本による植民地時代に創設された大韓民国臨時政府の樹立記念式典をソウルの汝矣島公園で開く。会場となる汝矣島公園はかつて飛行場があった場所で、1945年8月18日、臨時政府の光復軍のメンバー4人と米諜報機関の要員18人が乗っていた輸送機C47が着陸した場所だ。式典は「国民参加型」で行われ、身分証を持参し、当日午後6時半までに入場すれば参加することができる。政府の要人や各界の代表、独立功労者の遺族、市民など約1万人が出席する見通しだ。◇「堕胎罪」の違憲性きょう判断 韓国憲法裁 憲法裁判所は11日午後、堕胎罪の違憲性判断を求めて、人工妊娠中絶を行った産婦人科医が起こした訴えに対して判決を下す。この医師は2013年に同意堕胎罪で起訴され、公判中だ。被告は同意堕胎罪について「妊産婦の自己決定権を侵害しており、違憲だ」として、17年2月、憲法裁に違憲かどうかの判断を求める訴訟を起こした。◇文大統領がワシントン到着 トランプ氏と首脳会談へ 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日(米東部時間)、トランプ米大統領との首脳会談に臨むため米国入りした。文大統領の就任後、韓米首脳会談が開かれるのは今回が7回目で、昨年11月末にアルゼンチンで開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議以来約4カ月ぶり。2月にベトナム・ハノイで開催された米朝首脳会談の決裂後、米朝間の非核化交渉は膠着(こうちゃく)状態が続いており、両首脳が「トップダウン」方式で議論を行うことで突破口が開かれるかに関心が集まる。◇金正恩氏「自力更生は確固不動の政治路線」 北朝鮮の朝鮮中央放送は11日、金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が前日に朝鮮労働党中央委員会総会を招集したと伝えた。金委員長は2月末の米朝首脳会談に触れながら、「自力更生」を強調し、「制裁でわれわれを屈服させられるという誤った判断をする敵対勢力に、深刻な打撃を与えなければならない」と述べた。米国に対する強硬発言や核に関する言及はなかった。◇憲法裁判官候補 高額株式保有で物議 李美善(イ・ミソン)憲法裁判官候補が夫婦で35億ウォン(約3億4000万円)相当の株式を保有し、5000回を超える株取引を行ったことが明らかになり、道徳性を巡って物議を醸している。与党「共に民主党」は株式の保有額が多いというだけでは指名を撤回する理由にならないと反論するが、一部では国民が憲法裁判官に期待する資質に欠けるとの指摘も出ている。これに先立ち、不動産投機の疑惑が浮上した閣僚候補が指名を辞退しており、共に民主党は事態を慎重に見極める姿勢を示している。◇警察に出頭した
ロイ・キム 取り調べ終え帰宅 わいせつ画像流布の疑いで立件された歌手のロイ・キムさん(25)が10日、ソウル地方警察庁に容疑者として出頭し、4時間にわたる取り調べを受けた後、帰宅した。同庁の広域捜査隊の調べを終えて出て来たキムさんは「容疑を認めるのか」との報道陣の問いに一切答えず、その場を立ち去った。出頭の際、キムさんは「私を応援してくれたファン、家族、国民の皆さんに心配をかけて申し訳ない。誠実に取り調べに臨む」と話していた。
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