キム・ヒョンジョン の最新ニュースまとめ
両首脳による会談は昨年11月以来で、文大統領就任後7回目。2月にベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わり、非核化を巡る米朝交渉が行き詰る中、韓米首脳がトップダウンによる方式を通じ突破口を見いだせるかに関心が集まる。
文大統領は11日午前、ポンペオ国務長官、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)、ペンス副大統領とそれぞれ面会。正午ごろからホワイトハウスで約2時間トランプ大統領と会談する。
会談では朝鮮半島の完全な非核化実現の方法論が主要議題として取り上げられる予定だ。韓国青瓦台(大統領府)は先ごろ、非核化の具体的方法の一つとして非核化の進展に必要な中間段階での取引を指す「早期収穫(アーリーハーベスト)」を提案しており、文大統領が会談で、非核化の段階に応じて見返りを北朝鮮に提供する方式について言及するのではないかと予想される。
青瓦台高官は、「韓国政府が示した包括的な非核化合意に基づく段階的な保証措置という構想を維持するのか」という記者からの質問に「会談で両首脳が協議することになるだろう」と答えた。
具体的には、中断している南北経済協力事業の開城工業団地と金剛山観光の再開について文大統領が言及しながらトランプ大統領に部分的な制裁緩和措置を取るよう説得するのではないかとの見方も出ている。
今回の会談は非核化進展に伴う部分的な制裁緩和を巡り両首脳がどれだけ歩み寄れるかが鍵となりそうだ。
青瓦台の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長は9日(日本時間)の会見で、韓米首脳会談について「トップダウン方式のアプローチを続けながら朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着に向けた方策を模索する契機になる」と述べ、両首脳が対話を通じて解決策を見いだすことに期待を示した。
文大統領がトランプ米大統領との首脳会談のため訪米した=(聯合ニュース)[
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