◇金正恩氏がウラジオ出発 予定より早く帰途に ロシア極東ウラジオストクを訪れていた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が26日午後3時半(日本時間同2時半)ごろ、ウラジオストク駅から専用列車で北朝鮮に向け出発した。コズロフ極東・北極圏発展相らが見送った。24日に訪ロした際と同じルートを通り、北朝鮮との国境に近いハサンを経由して国境を越えるとみられる。ウラジオストクからハサンまでは約300キロで、列車で7~9時間ほどかかる。金正恩氏はこの日、第2次世界大戦戦没者の追悼施設で献花した後、沿海地方のコジェミャコ知事と昼食を共にして訪ロの日程を終えた。◇南北連絡事務所の所長会議また開かれず 9週連続 統一部の李有振(イ・
ユジン)副報道官は26日の定例会見で、北朝鮮・開城の南北共同連絡事務所で毎週金曜日に開くことにしている韓国と北朝鮮の所長による会議について、「さまざまな状況を考慮し、南北の合意に基づき、きょうは開催しないことになった」と明らかにした。3月1日から9週連続で開かれなかったことになる。連絡事務所では現在、北朝鮮側の所長代理を務める対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会のキム・グァンソン部長が勤務している。韓国側所長の千海成(チョン・ヘソン)統一部次官と会議を開いてきた北朝鮮の所長代理がいるにもかかわらず、所長会議が開かれないのは異例だ。◇加熱式たばこの販売量 1~3月期は前年比33.6%増加 1~3月期のたばこ販売量は、紙巻たばこの販売量が減った分、加熱式たばこの販売量が増えたため大きな変化がなかったことが26日、分かった。企画財政部によると1~3月期のたばこ販売量は7億8270万箱で、前年同期比0.2%減少した。たばこの値上げ前の2014年1~3月期に比べ17.0%減少した。紙巻たばこの販売量は前年同期比3.4%減の6億9070万箱、加熱式たばこは同33.6%増の9200万箱だった。◇韓国中銀総裁「経済状況厳しい」 投資活性化策の必要性指摘 韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は26日、大手銀行の頭取と開いた金融協議会で、「現在の経済状況を厳しく見る必要がある。経済成長のエンジンである企業投資に活力を吹き込むための政策的努力が必要だ」と述べた。韓銀が25日発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比0.3%減と、約10年ぶりの低水準となった。設備投資が前期比10.8%急減したことが主因に挙げられている。
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