◇訪日中のトランプ氏 北ミサイルを問題視しない姿勢 日本を訪れているトランプ米大統領は連日、北朝鮮の今月上旬のミサイル発射を問題視しない姿勢を示している。同氏は26日にツイッターにミサイルについて「小さな武器」と書き込み、27日には日米首脳会談後の共同記者会見で、北朝鮮でこの2年、核実験がなかったと言及。弾道ミサイル発射も長距離ミサイル発射もなかったと述べた。ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射したとして「国連安全保障理事会の制裁決議違反」を指摘するが、これとは食い違う発言だ。北朝鮮の金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)との個人的な信頼を強調し、さらなる挑発を防ぎたい考えとみられる。◇消費者心理指数 半年ぶり再び悪化 韓国銀行(中央銀行)が発表した5月の消費者動向調査の結果によると、経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(CCSI)は97.9で、前月から3.7ポイント低下した。同指数は昨年12月から連続で上昇し、今年4月(101.6)には基準値(100)を超えたが、5月は再び基準値を下回った。これは景気を楽観的に見る人よりも悲観的に見る人の方が多いことを示す。下落幅も昨年7月(4.6ポイント)以来の大きさとなった。輸出をはじめとする経済指標の不振、株価下落、米中貿易摩擦の激化などの影響で、景気に対する消費者の見方が悪化しているようだ。物価上昇への懸念も影響した。◇韓国軍の作戦統制権行使能力 8月に初の検証へ 韓米連合軍司令部と韓国軍合同参謀本部によると、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管に向け、韓国軍の初期作戦能力(IOC)を検証・評価する合同演習を8月に実施する方向で検討が進んでいる。同月に韓米が実施する合同指揮所演習と並行し、韓国軍大将の主導で実施するようだ。韓国軍が有事作戦統制権の行使能力を備えているか、初めて検証することになる。◇YGエンタ代表に性的接待疑惑 人気グループBIGBANG(ビッグバン)などが所属する大手芸能事務所、YGエンターテインメントの梁鉉錫(
ヤン・ヒョンソク)代表プロデューサーが海外の投資家に性的な接待をしたという疑惑が持ち上がっており、警察は「事実確認が必要な部分があるか、報道内容を検討する」と述べた。MBCテレビの時事番組は27日の放送で、2014年7月に梁氏と事務所の所属歌手1人、事務所関係者が、東南アジアの資産家2人、女性25人と一緒にソウル・江南の高級韓国料理店で夕食を取り、その後、梁氏が実質的な経営者とされる江南のクラブで性的な接待があったという目撃者の話を伝えた。◇情報機関と与党シンクタンクのトップ 非公開の会合 情報機関・国家情報院(国情院)の徐薫(ソ・フン)院長と与党「共に民主党」の政策シンクタンク・民主研究院の楊正哲(ヤン・ジョンチョル)院長が21日夜に非公開で会合していたと、インターネットメディアが27日に報じた。両氏はソウル市内の飲食店で4時間半近く会っていたという。共に民主党は「前から交流のあった知人同士が私的に会っていただけ」とするが、最大野党「自由韓国党」など野党の一部からは「情報機関トップと与党シンクタンクのトップによる不適切な会合」と批判の声が上がっている。
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